
線維軟骨塞栓症(FCE)からの回復経過
ふみが落下してFCEになってから3週間が過ぎました。運動機能は8割方回復し、日常の動作にはほぼ支障がないところまで来ましたので、一安心しているところです。最初にさわもと犬猫病院でMRI検査をしていただいたときに澤本先生から「3週間が回復のめどです」と言われていたこともあり、このへんでいったん回復経過をまとめておこうと思います。
2014年5月6日(1日目)
- 右足にまったく力が入らない。基本的にはだらんと伸ばしたまま。ほとんど歩かないが、歩くときもよろよろと倒れそうになりながら、前足の力でどうにか移動する。
- おそらく、右足の付け根から先の感覚がない状態。
2014年5月7日(2日目)
- およそ18時間ぶりに排尿
- 深部痛覚はほとんどなし
- 24時間ぶりに食事。少し元気が出てくる。
2014年5月8日(3日目)
- お昼に行なったMRI検査でFCEの診断が下る
- 夜からプレドニン2.5mgの1日2回投与開始(≒体重1kgあたり1mg/日)
- 食欲はかなり戻る
2014年5月9日(4日目)
2014年5月10日(5日目)
- 明け方から朝にかけて、カラカラに乾いたうんちを、小指2/3本分ほど。ようやくふんばって排便できるようになる。夜遅くに2回目の排便、いつもの2/3ぐらいの量で固さはいつもどおり。
- 自分からリビングに出たがり、窓の側や座いすの上でくつろぐ
2014年5月11日(6日目)
- 右足の肉球は依然として冷たい
- 体平衡は、狭いところでもだいぶ上手に取れるようになってくる
- トイレの出入りなどで、右足の爪先が裏返ること(ナックリング)がだいぶ減ってくる
- 歩き方を上から見ると、太ももを自分で持ち上げられるようになってきているような気もする=少しずつ麻痺がとれてきている?
- 活発に歩き回り、毛づくろいをする余裕も出てくる
2014年5月12日(7日目)
- トイレの姿勢がまだ元に戻らず、腰高の姿勢でするので、外にこぼしてしまうことが時々ある
- 夜、リビングに解放。ジャンプしてダイニングチェアや空気清浄機に飛び乗ろうとして失敗する(ずり落ちる)。足はまだ感覚がないが、勘で動かしているような感じ。
- カンナとじゃれようとするが、カンナはあまり受け入れない。カンナにポカポカ殴られても避けられないで、ひょこひょこと逃げる。
- ケージの裏側に回ってみたり、これまでの動作ができるかどうか、自分でいろいろ確認しているように見える。
2014年5月13日(8日目)
- 右足をなめるようなしぐさをちょっとだけする
- 段ボール爪とぎで爪とぎを再開=下半身にしっかり力が入るようになってくる?
- 平野町ペットクリニック受診、ナックリングの心配は減り、深部痛覚も戻ってくる。プレドニン1日2回2.5mgを継続。
2014年5月14日(9日目)
- 右足を畳んだ箱座りの姿勢をとれるようになる(意識的に右足をたたみ込めるわけではない)
- 夕方、床からダイニングチェア、ダイニングチェアからダイニングテーブルへの飛び乗り成功(段差約30~40cm)。ダイニングテーブルから床への飛び降り成功。
- コナイアム30C、アンガス30Cのレメディ投与開始
2014年5月15日(10日目)
- 右足の毛づくろいを、ぎこちないながら、再開
2014年5月16日(11日目)
- カンナとポカポカやりあうのを再開
- 毛づくろいしながら、コロンコロン転がって体の動きを確かめるような感じ
2014年5月17日(12日目)
- ふみ部屋と廊下を仕切るワイヤーメッシュ(高さ45cm)を乗り越えて廊下に出られるようになる
2014年5月18日(13日目)
- ワイヤーメッシュを高さ45cmから90cmに組み替えるが、すぐによじ登って乗り越えてしまう
- 後ろ足伸びをするようになる。キッチンのゲートに両手をかけて伸びをする
- 右足で首の後ろあたりを掻く動きをするが、実際には届かない(足先はなんとなく動いている感じ)
- 日常動作にあまり問題を感じなくなってきたので、リハビリを兼ねて、夜はリビングに解放
2014年5月19日(14日目)
2014年5月20日(15日目)
2014年5月21日(16日目)
- カンナと追いかけっこを盛んにするようになる。小走りだったのか、より速く走れるようになり、スタートダッシュも効くようになる。カンナは迷惑そう。
2014年5月22日(17日目)
- トイレの段差を少なくするために外していたトイレカバーを元に戻す
- ほぼ走れるようになる
2014年5月23日(18日目)
- それまでずり足だったのが、右足を持ち上げて床から浮かせて歩けるようになる(ただし動きはまだぎこちなく、どこかロボットっぽい感じ)
2014年5月24日(19日目)
- 歩き方はだいぶ元に戻るが、歩くときに右足の爪を意識的にしまうことはまだできないので、犬のように、爪音を立てて歩く
2014年5月25日(20日目)
- カンナを追いかけて普通に走る(飛び走り)
2014年5月26日(21日目)
- けいくんがさわろうとして迫ってきても、ぎりぎりのところですばやく身をかわして逃げられるようになる(それまでは、だいぶ距離がある段階から、先回りして逃げていた)
2014年5月27日(22日目)
- 右足の肉球の体温もほぼ元に戻る。爪の出し入れは、まだ随意ではない感じ。太ももから膝関節まではほぼ元に戻ったようだが、膝関節から下、特に足首から先の部分は、自分ではまだコントロールできていない=残り2割の部分。
テーマ : ペットの健康・病気・怪我
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