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ブログお休みしていました

先週木曜日、とても悲しいできごとがあって、心に穴がぽっかり開いてしまったので、しばらくブログをお休みしていました。あまり楽しい内容ではありませんが、きちんと書き留めておきたいことなので、敢えて記事にしています。

 

十数年来の付き合いの親友をなくしました。彼は、わたしが以前住んでいた街にあったライブ・バーのオーナーマスターです。彼の方が3つ年上でしたが、マニアックな音楽やお酒・料理のセンスにお互い相通じるものがあって──もっぱら彼の方がわたしにいろいろ紹介してくれたのでしたが──足繁くお店に通うようになり、そのうち店のホームページやライブイベントのフライヤー・ポスター・チケット制作などを引き受けるようになりました。アパレル系の会社に勤めていたこともある彼のデザインへの注文はなかなか細かく(「おまかせで」といつも言われるのだけれど、たいていなにかあとから直しが入る)、その注文を実現するのに四苦八苦したものです。

いまわたしが長崎でねこ・いぬ譲渡会のお手伝いをするなかで、ポスターデザインや映画の上映会チケットづくりなどを引き受けているのは、つまるところ、彼のおかげです。

その彼は、しかしこのところずっと気が塞ぎがちな日々が続いていたようで、久しぶりに届いたメールの内容に言いようのない翳りがあるのを心配していたさなか、「最後のメール」がわたしやほかの知り合いたちに送られてきました。先週の木曜日5月27日の夕方のことです。ただならぬ気配に、みんなでできる限りの手を尽くして彼を捜しましたが、まにあわず、彼は向こう側へ行ってしまいました。

 

いまだに信じられない思いです。どうしてなのか、彼は何も言わずに行ってしまった。彼が残していた断片的なサインをみんなでかき集めてみても、真相は薮の中です。そして、「あのとき、もっとこうしていれば」という後悔ばかりが募り、息が苦しくなります。

この一週間、ともすればへたり込みそうになる自分を支えてくれたのは、いつもと変わらず接してくれるふみとカンナです(もちろん、妻も)。家族でいてくれてほんとうにありがとう。感謝しています。

亡くなった彼にも、お連れ合いと、それからぐりちゃんという1匹のねこがいます。明日に控えた彼のお別れ会のことなどを打ち合わせに、今日家を訪れたのですが、彼女の膝に乗って顔を見上げて「うにゃん」と甘えたりしているぐりちゃんもやっぱり、いつもどおりのしぐさをしていました。ぐりちゃん、彼女のことをそばで見守ってあげてくださいね。よろしく頼みます。

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ぐりちゃん

明日の夜は、彼のお店にミュージシャンや常連のお客さんたちが集まってお別れ会をします。みんなで彼の思い出話をして、笑ったり泣いたりしながら、彼の冥福を祈りたいと思います。

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4ヶ月連続で上映会

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このブログでも何度かご紹介しているドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』の自主上映会が、長崎県内では4ヶ月連続で開かれる運びになりました。各上映会の概要と、紹介されているブログ記事を、現段階でわかる範囲内でまとめてみました。

  • 6月13日(日) 佐世保市中央公民館 3F講堂
    • 13:00開場/14:00開演
    • 佐世保市松浦町5-1
    • 料金:大人1,000円・子供500円
    • チケット販売店:カワシモレコード/ワイワイ貿易/酒品館いしまる/アトム動物病院/大崎ドッグラン/有田ドッグランヒルズ
    • 主催:長崎わんわんレスキュー/the Beach Dog/長崎猫の会.
    • 後援:佐世保市教育委員会/株式会社FMさせぼ
    • こはる日和. より 記事1 | 記事2
    • the Beach Dog より 記事1 | 記事2 | 記事3
  • 7月19日(月・祝) 長崎市立図書館 1F多目的ホール
    • 1回目=13:30開場/14:00開始、2回目=17:00開場/17:30開始
    • 自由席制・会場定員各回200名
    • 長崎市興善町1-1
    • 料金:当日800円/前売600円(大人・小人一律)
    • チケット販売店:浜屋プレイガイド/ネット販売(まめの店さるねこ屋
    • 主催:R&G 長崎の保健所の命を救う会
    • 共催:長崎猫の会.
    • 協力:長崎 Life of Animal/オフィスさるねこ
    • 問い合わせ先:オフィスさるねこ
    • さるねこふみ より 記事
  • 8月28日(土) アルカスSASEBO
    • 1回目=14:00~、2回目=18:30~
    • 飯田基晴監督によるトークショーがあります
    • 佐世保市三浦町2-3
    • (させぼ地域猫の会)
  • 9月19日(日) 大村コミュニティセンター
    • 大村市幸町25-33

大村のボズさん、開催スケジュールを調整していただいてありがとうございました。


上映会が開催される長崎市・佐世保市・大村市には、県内で犬猫の殺処分を行なう3施設である長崎市動物管理センター、佐世保市保健所、長崎県蓄犬管理センターが位置しています。もちろん、施設の職員の方たちがよろこんで殺処分を行なっているはずはありません(そのことは『犬と猫と人間と』の本編の中でも取り上げられます)。

では「なぜ」「どのように」そうした殺処分が行なわれているのか・行なわれなければならない状態にあるのか。それらについては、施設が立地する地元ですら、十分な認識があるとは言えない状態ではないかと思います。ただ単に「ありがたくない施設」「迷惑施設」としてしか、とらえられていないのではないか。

それではだめだ、と、さるねこ父は考えるのです。「見えないところにひっそり囲い込むべきではない」と思います。そしたら、いつまでも「ひっそり行なわれ続けてしまう」から。

長崎市動物管理センターに収容されたいぬ・ねこの様子を毎週記事にされているとらきちさんが、今週こんな記事を書いていらっしゃいました。

 

私が何故保健所の記事を 週に1回 あげるのか 書いておこうと思います。

私は保健所の確認に行くようになって約3年になります。
まず自分の目で確かめたかった。そして 記録を残そうと思いました。

たった1日で処分される命。それも人間の身勝手で。
私が載せる写真はその現状のほんの1部です。
午前中でこの数なので 実際はもっと増えていると思います。
しかも毎日です。

私はこの記事を 緊急レスキューのつもりでは書いていません。
でも、ひょっとして 仔猫が欲しくて探して人の目にとまればって思う事もありますが、
何がなんでもって思ってはいません。

これは長崎だけの問題ではなく 全国どこでもやっている現状として 知ってもらいたくて載せています。
保健所が特に猫は1日で処分するところが多いそうです。
譲渡対象にすらならないところもあると聞きました。
自分の住んでいるところはどうなのか、考えてもらえる切っ掛けになればと思って書いています。

私も3年前までは何も知りませんでした。
私のように知らない人がきっと沢山いて、その人たちに知ってもらうことが 持込を減らすことに繋がるのではと 願いを込めて書いています。

実際3年前に比べたら 少し減った気がします。
数字的にも減ってるようです。

歩みは小さいかもしれませんが 私は継続は力なりと信じて 書き続けています。

これが 私の 思いです。

 

誰しも見たくない、見ないで済ませたい問題かもしれませんが、ほんとうにそれで「済む」のだろうか? 考えるきっかけはどこにでも実は転がっています。もしよければ、お近くの上映会に足を運んでみて下さい。「とてもていねいに切り出された、考えるためのきっかけ」をきっともたらしてくれるはずです。

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長崎・佐世保の譲渡会情報[013]

【2010.6.13. 2:22 追記】6/13佐世保での長崎猫の会さんの譲渡会は、雨天につき中止となりました。


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いつもどおりの方々

またしばらくブログ更新が滞っていました。最後に彼から頼まれた、彼の創作活動をまとめてwebに載せる仕事にしばらくかかりきりで手が回らなかったのですが、それもようやく一区切りつこうかというところです。この間、いろいろな方からメールやコメントであたたかいお言葉をいただきました。ありがとうございます。(特に、すぐに別館ブログにコメントをくださったクマンのママさん、思いやりのお気持ち、しみじみと本当にうれしかったです。)


この2週間ばかりのあいだ、それでもぼちぼちふみとカンナの写真は撮っていました。

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ふ:なんでしゅか?

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ふ:ふみの肉球なら見てもいいでしゅよ。
父:ありがとね。

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カ:父ちゃん、どうした?

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カ:まあ、いろんなことがあるね。
父:そだね。

 

いろんなことがあって、いろんなことを考えましたが、そんなときでも、

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いつもどおりに肉球をなめたり……

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いつもどおりにおざなりな毛づくろいをしたり……

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いつもどおりにおざなりな毛づくろいをしたあとゴロンとしたり……

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いつもどおりにふとんの上でくつろいだり……

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いつもどおりに爪とぎ兼くつろぎカーペットの上でポーズをとったり……

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いつもどおりにケージのなかのベッドを無心にふみふみしたり……

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いつもどおりに父はカンナに怒られ……

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いつもどおりに父はふみにニオイをくんくんされました。

 

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それでもたとえば、毛づくろいが上手じゃなかったふみも、なんとかバランスを取れるようになったりと、変化もありますけれどね。

 

変わらないようでいて少しずつ変わっていく毎日を大切にしたいと思います。

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長崎県地域猫活動連絡協議会=ねこ会議(6/12)

6月12日に出島交流会館4F-第5会議室で開かれた「ねこ会議」に参加してきました。4月以来の「長崎県地域猫活動連絡協議会」立ち上げのための動きが、この日で一段落ついたことになる(と思う)ので、個人的な覚え書きとしてまとめておきます。正式な議事録などは、R&G長崎の地域猫について考え行動する会ホームページねこ会議ブログR&G長崎の保健所の命を救う会の代表のブログに追々掲載されると思います。


4/10の「ねこ会議」には、長崎市内を中心に県内で地域猫活動を行なっている地区の方々や、犬猫の譲渡に関わる団体の方々などが集まって、連絡協議会立ち上げに向けての意志確認が行なわれました(さるねこ父はこの日は参加できなかったので、R&G代表ブログ記事まめ猫ブログ記事を参考にしています)。この日の参加は、地域猫活動をされている7グループ+動物愛護に関わる4団体+個人参加での数名の計18名でした。

  • 長与ニュータウン東区自治会(地域猫2か所)
  • 平和公園ねこの会
  • 大橋町地域ねこの会
  • 野母崎地域猫の会
  • 椎の木町地域猫の会
  • 小島地域猫の会
  • 長崎猫の会。
  • 長崎 Life of Animal
  • R&G長崎の保健所の命を救う会
  • R&G長崎の地域猫について考え行動する会 (以上順不同、仮称を含む)

次いで、5/15に、通常の「ねこ会議」とは別に開かれた臨時のねこ会議で、協議会の設立趣意書の検討や、役員の仮選出、具体的な活動内容等について話し合いが持たれました(この日はさるねこ父も参加して、議事記録を行なっていました)。

正式な設立趣意書などは、そのうち上に掲げたホームページやブログに掲載されるだろうと思うので、ここでは設立目的(目標はなにか)と事業内容(どんなことをするか)だけ抜粋しておきます。

●設立目的:
長崎県内外において地域猫活動を行なう方々と、それを支える個人・団体・行政との連絡を取り合い、飼い猫の適正飼育の普及・啓蒙を図りつつ、更なる地域猫活動の促進・普及を進める。
●事業内容:
(1)地域猫活動の促進・普及のための事業を行なう。
(2)飼い猫の適正飼育を普及・啓蒙するための事業を行なう。
(3)公園等公共スペースにおける飼い主のマナーを高めるための啓発に関する事業を行なう。

「地域猫活動」に関する連絡協議会ではありますが、それ以外に2つの方向性を併せ持っていることがわかるでしょうか?

1つは、そもそも「地域猫」が生まれてくる(生まれてきてしまう)背景の一つである「飼い猫の適正ではない飼育」、つまり、避妊去勢を行なわないまま外飼い・内外飼いすることの是否──もう少し踏み込んで言うと「否」の方ですね──について、徐々に市民・県民の意識を高めていくことが、協議会の活動内容には含まれています。

もう1つ、「地域猫活動」が公園などの公共のスペースで行なわれるという点から、「不特定多数=ねこ好き・ねこ嫌い(いぬ好き・犬嫌い)を含むさまざまなひとびと」が利用する場で、どのように利用の折り合いをつけるのか、どのようにマナーを守るのかについても、やはり意識向上に努めていく必要があるだろう、ということになっています。一般市民間での相互理解という面もありますし、道路・公園等を管理する行政部局の担当者の方々との意見交換という面もあります。こちらは、たとえば「いぬの散歩の時は、リードをつけて、きちんと糞尿の始末をしましょう」というような「いぬの適正飼育」の問題も密接にかかわってくることになります。

そんなわけで、「長崎県地域猫活動連絡協議会」は、単に地域猫活動を行なう地区のひとびとだけではなく、もう少し広範囲の「いぬ・ねこを中心とした動物愛護活動にかかわる団体・個人」のみなさんの協力も集めたい──というよりむしろ、そうしたみなさんの協力があってこそ、協議会としてじゅうぶんな活動ができるということになっています。

そしてとりあえずは、これまで毎月開かれてきた「ねこ会議」をそのまま連絡協議会の意見交流の場にすることとなりました。これを承けて、これまでずっと「ねこ会議(仮)」だった名前から、(仮)が取れることになっています。ねこ会議ブログでは昨日あたり(?)に(仮)が取れましたね。

5/15の会議では、最後に時間がなくなってばたばたになってしまい、肝心の「連絡協議会の立ち上げ」があったのかどうかについてはっきりしてませんでした。まめ猫ブログの記事では「設立されました!」となっていましたが、わたしの記事では「後日あらためて」としていたのは、そのへんが理由なのですが、6/12のねこ会議の場で、あらためて「5/15に長崎県地域猫活動連絡協議会が設立された」ことが確認されました。あわせて、仮選出となっていた役員もいちおう確定し、また引き続き各行政機関や関連団体の方々に協議会への参加を呼びかけていくことが決まりました。

「参加するとどうなるのか」「参加することのメリット・デメリットはなにか」「毎回ねこ会議に出なきゃいけないのか」「会費などはあるのか」などといった点については、まだまだ決めなければいけないこと・煮詰めなければいけないことが山積みです。わたし個人の見方ですが、たぶん今年いっぱいは、あちこちに声がけをして協議会への参加を募り、それぞれの団体・個人・行政・獣医師会などが、できる範囲で、いろいろなかたちの協力をする体制を整えていくことになるんじゃないかなと思っています。「地域猫活動」をせまく限定しないで、できるだけ輪を広げて、いろんな立場のひとびとがゆるくつながって情報交換できる「場」になれば、と思います。

わたし自身も、「オフィスさるねこ」の名義で、お手伝いできるところはお手伝いしていくつもりです。

 

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ふ:ふみでもわかるように1行でまとめてくだしゃい!
父:え!? えええ!? えっとねー……

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ふ:もたもたしてると、聞いてあげましぇんよ!
父:待って待って……「みんなで仲よく、知っていることを教えあって、ねこもいぬもひとも暮らしやすい長崎にしましょう」かな?

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ふ:みんなで仲よく、知っていることを教えあって、ねこもいぬもひとも暮らしやすい長崎にしましょう。
父:えー……ずるいよ、ふみ。おいしいとこ持っていきすぎだ。

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「完全室内飼い」って?

この記事を書こうと思ったのは、まねき猫さんのところのマイケルくんが、一度脱走して大けがを負ったその傷も癒えないうちに、また再び脱走してしまった、という記事(「マイケル逃走中」と「教えて欲しいです。」)を読んだからです。たくさんのコメントが付いていて、いろんな意見があります。まずは、コメントも含めて、ご覧になっていただければと思います。

わたし個人のスタンスは「完全室内飼い」ですし、できればそれを周りの方にもお勧めしたいですが、さりとて「完全室内飼いをしない飼い主は、猫への愛情がゼロである、許せない!」と糾弾したいわけではありません。もちろん、まねき猫さんを批判するつもりでもないですし、さまざまなスタンスで付けられたコメントを論評するつもりもありません。マイケルくんが脱走して、一番心を痛めていらっしゃるのは、まねき猫さんご自身ですし、早く無事にマイケルくんが戻って欲しいと切に願います。そのうえで、純粋に「わたしはこう考えるけれど、どうでしょう?」というつもりで、記事を書こうと思います。


「完全室内飼い」には、一つの大きなメリットがあります。それは、家の中にいる限りは、ねこたちは屋外に暮らすよりも、はるかに安全に・安心して暮らせる、という点です。交通事故に遭う心配もないし、FIVFeLVパルボなどといった致命的なウィルスによって命を落とす心配も(よほど飼い主が不注意をしない限り)ごく少ない。寒いときは暖かく、暑いときは涼しく、雨の日にもずぶ濡れになることなく、暮らせます。ごはんの心配もいりません。結果として、天寿を全うできる確率も高いでしょう。それはやはり、ねこにとって「一つの大きな幸せ」を、飼い主──もしくはパートナー──として保証できるということを意味します。

一方で、「それは、ねこの自由を奪っているのではないか?」「陽の光、柔らかく湿った大地、木の葉が風に揺れる音、草いきれ、虫や鳥などのさまざまな生きもの、そういった『本来ねこが享受していた自然』からねこを切り離して、閉鎖的・人工的な空間に閉じ込めてしまうことではないか?」という意見もあります。そんな権利が人間にあるのか。人間の勝手な都合で、ねこの気持ちを抑えつけているのではないか。

またこういうことも悩みの種です。「完全室内飼いにするために、人間たちがいろんな不自由を被らなければならない」「窓も開けられない、いちいち鍵を閉めないといけない、網や格子の張り巡らされた見てくれの悪い家になってしまう」「自分一人ならともかく、子どもや高齢の家族がいると、なかなか徹底することは難しい」「『たかがねこのためにそこまでできない』と家族の不満が今にも爆発しそうだ」。

前者の問題については、わたしはこう思います。なるほど、確かに、なんの心配もなくのびのびと自然の中で暮らせるなら、それに越したことはない。気が向いたら家に戻ってごはんをもらい、また気が済むまで外で遊べばいい。だけど、今の長崎──に限らず、日本中ほとんどどこでもそうですが──の「お外」の現状は、「なんの心配もなくのびのび暮らせる自然」にはほど遠いです。狭い道を、人間すらはね飛ばしかねない勢いで走り去る自動車は、危険の最たるものでしょう。せまい街なかにあふれる「自然な個体数」を遥かに超えた仲間たちは、かなりの割合でウィルスに感染しています。ちょっとした接触で、すぐにそのウィルスには感染してしまいます。同じく街なかにあふれる「人間」は、決して「いい人」ばかりとは限りません。サザエさんみたいに箒を持って追いかけるくらいならまだしも、理解しがたい執拗さで虐待を行なう「自称・ヒト」がいます。とてもじゃないですが、「快適なお外環境」とは言いがたい。

そして、そうした「お外環境」にしてしまったのは、ほかならぬ私たち人間です。「人間の都合」でそういう社会ができ上がってきている。とすると、突き詰めれば、ねこたちにとって快適なお外環境をつくるには、文明全体・人間全体を否定しなければいけなくなります。そりゃあ、さすがに、現実的ではないですが。

「人間の勝手な都合」でろくでもないお外環境をつくってしまったことに対して、飼いねこ──もしくはパートナー──に罪滅ぼしをするなら、ねこからみて少しはマシな環境をうちのなかにつくっていくしか、今のところは方法がない気がします。それが「完全室内飼い」ということの本質だと思います。ろくでもないお外に「はい、自由だよ」と出してしまうのは、それはそれでご都合主義ではないかと思うのです。

「人間にとって住みにくい家になる」「家族の賛成を得るのが難しい」という後者の問題も、それはやっぱり「人間の都合」ということになってしまいます。そもそも「飼う/飼われる」こと自体、ねこからみたら、人間の勝手な都合なのかもしれないですし。

人間の都合で飼って、人間の都合で人間の住みやすい家を保ったまま、人間の都合でろくでもなくなったお外にねこを出す──というのは、なんだかやっぱり違和感があります。そのひと・そのご家族・そのねこたちごとに、いろんな事情があるだろうから、「絶対おかしい!」とは言えないけれど。

でも、ねこと暮らす人ならおそらく誰もが共感できるのは、自分と一緒に暮らしているねこが、ひょんなことから目の届かないところに行ってしまうことの不安・焦り・恐ろしさじゃないでしょうか。「事故に遭ってないか」「ケンカして傷を負ったりウィルスをもらってきてしまうんじゃないか」「迷い迷って、もう戻って来られなくなっているんじゃないか」。そんな心配はしたくない、ということももちろん「人間の都合」ですが、ケガや飢え、ときには命と引き替えにしてまで「自由」をねこは求めている、というふうに考えるのも……やっぱり「勝手な思い入れ」なのかもしれません。


いま長崎(長崎市)には、わたしの知る限りで3つのねこの譲渡に携わっている団体さんがあります。長崎わんにゃん会さん、長崎猫の会.さん、長崎 Life of Animal さんです。それらの団体さんの譲渡条件をみると、

長崎わんにゃん会……里親希望の方へ
■ご家族全員が飼う事に同意し、全員で協力しあってお世話ができる方
■ペット可の住居にお住まいの方(アパート等の場合、大家さんに証明書を発行していただきます)
■終生飼育・室内飼い、毎年のワクチン接種及びフェラリア予防薬の投薬の実施をお約束していただける方
■狂犬病注射を毎年行っていただける方
■譲渡時、未去勢の場合、去勢・避妊手術を約束していただける方
■猫の場合、必ず室内飼いを約束していただける方
■鑑札や迷子札を必ず装着していただける方
■迷子になった時は必ず、保健所及び管理センター、警察署へ連絡していただける方
■年に数回、近況報告をしていただける方
■正式譲渡となりましたら、誓約書への署名・捺印、身分証の提示、医療費の負担(不妊手術費、ワクチン代など)、犬・猫との写真撮影をお願いいたします。
■遠方の方は、交通費(ガソリン代+高速代など)を、ご負担ください。
 
長崎猫の会.……募集要項
■事前アンケートにご回答くださる方
■ご家族全員が里親になることを望み、終生家族の一員としてお世話をして下さる方
■単身世帯・同棲中の方はお断りする場合があります
■一戸建て又はペット可の住宅にお住まいの方で、完全室内飼いをして下さる方
■年に一度のワクチン接種と日頃の健康管理をして頂ける方
■これ以上不幸な命を増やさないということをご理解頂き、去勢・避妊手術を実施して頂ける方
■脱走・迷子防止の措置をとって頂ける方
■ご負担にならない程度の近況報告をして頂ける方
■基本的に、ご自宅でのお引渡しが出来る方
■希望地域は、 出来れば長崎県・佐賀県・福岡県・熊本県で、その他の地域はご相談下さい
 
長崎 Life of Animal……譲渡条件(猫)
■ご自宅での引渡しが出来る方。(飼育環境の確認の為)
■ご家族全員がこの子を迎えることに同意し、一生涯お世話をして頂けること。
■ペット可の住居である方で完全室内飼いをして頂けること。
■繁殖制限の義務があり、不幸な命を増やさないという事をご理解いただき、譲受者様の責任のもと、かかりつけの獣医師さんの判断で、適正な時期に避妊・去勢を行って頂けること。
■この子の成長に合った食餌・新鮮な水を与え飼育して頂けること。
■万が一の脱走に備え、首輪、および名前・連絡先(できれば住所も)を記載した迷子札をつけて頂けること。
■譲受者様の連絡先に変更がある場合、必ずご連絡を頂けること。
■譲受者様がお世話を出来なくなってしまった時の代理の方がいることを確認させて頂きます。
■年2回程度、譲受者様のご負担にならない範囲で、この子の近況を教えて下さい。

となっています。各団体さんから譲渡されるねこに限って言えば、「完全室内飼い」は絶対条件です。

「だから、それが正しいのだ」と言いたいわけではありません。しかし、どの団体さんも、純粋なボランティアとして、「人間の都合」で失われかけた命をつないで、里親さん=ほんとうの家族に渡そうとされています。せっかくつないだその命のリレーを、また「人間の都合」で終わらせてしまうことは、ボランティアさんたちにとっては堪えがたいことです。だからこそ、そういう「厳しい」条件が付いている。


うちのカンナもふみも、「危険なお外」から「少しはマシなおうち」に入れたねこたちです。カンナは残念ながら FIV のキャリア(おそらく母子感染)ですが、少し口内炎が気にはなるものの、なにごともない平和な生活をしています。お外にいたら、もしかすると発症していたかもしれません。ふみは、マンションの通気孔という人間の作ったトラップに落ち込んで、そのまま放っておけば確実に死んでいました。いろんな方々の協力を得て(それはまた人間の持つ力のもう一方でもあります)、今はうちの子になって、どたばたと走りまわっています。完全室内飼いで、滅多にない病院通いの時以外は、ベランダに出ることすらありません。カンナとふみがそのことをどう思っているかは、訊いてみたいけれど、もちろんやっぱりわたしたちには知る由もありません。ただ「カンナは幸せかな?」「ふみは幸せかな?」と自問自答し、またそう話しかける毎日です。

 

この記事に結論はありません。自分の意見を押しつけたいわけではありませんし、「そうじゃないよ」という意見も当然あると思います。もし気が向いて、コメントしてやってもよい、というのであれば歓迎です。できる範囲でわたしもお答えしたいと思います。

最後にもう一度、マイケルくんが早く無事に戻りますように。
「立ちわかれ いなばの山の 峯におる 待つとしきかば 今帰りこん」

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カ:こんな記事書くと、ねこ会議さんにきっと絶対間違いなくA型と思われるよ?
父:うーん……まあ、そうだから、いいんじゃん?

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シャカシャカトンネルその後

硬い記事が続きましたので、久しぶりにふみネタで。カンナのトンネルに比べてシャカシャカ音が大きいふみのトンネルですが、そのせいか、ふみは今だにトンネルにドキドキするようです。

真ん中の穴から手を突っ込んで、入口から指をひょいひょい動かしてみますと……

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目からビームが出そうなぐらい、ガン見してます。

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いや、いつもの父ちゃんの指だよ?

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とってもへっぴり腰です。

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指が3本に増えたので、再度確認中。

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確認中……

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で、やっぱりやめる。

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ふ:やあ、こんちは!
父:ふみ、中の人などいないよ?(誰に挨拶しているんでしょう?)

ようやく意を決して、おそるおそる中に入りますが……

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途中で固まる。

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またちょっと奥へ進んで……

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なかでくるっと向きを変えて、こんにちは。(いい写真だったけど、残念ながらホワイトバランスがくるった写真だったので、彩度をいじってモノクロ風に加工してみました)

ガサガサッと、走り出てきて、まずはごろん。

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ふ:(緊張しまちた……)

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ふ:手強い相手だった。
父:かっこつけてるけど、ふみ、太ったよね、そのおなか?

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ふ:え?
父:え?

 

なんかおなかがすごいことになっている気がしたので、体重計ったら、3.7kgでした(5/5に計ったときは3.5kg)。あれー、そんなでもないなあ。

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譲渡会予告(6/19・長崎わんにゃん会)

あさっての土曜日、長崎わんにゃん会さんの譲渡会が開かれます。いつもと比べて開始時間が11時に繰り上がり、場所も公園ではなく、ボランティアさん(里親さん)個人のお宅になります。

  • 長崎わんにゃん会さん主催 第19回犬猫譲渡会
    • 2010年6月19日(土) 11:00~16:00(雨天決行)
    • 長崎市江里町6-12

江里町6-12 
ちょっと大きすぎたかな?

歩きながら現地確認はしたので、徒歩的には間違ってないですが、車の方にとってはどうだろう? そもそも駐車場はありませんので、ヤマダ電機に駐車するなど工夫されてください。

5月の末にポスターをつくったときからすると、参加予定のいぬ・ねこがけっこう変わっている(イイコトですよね)ので、わかる範囲でまとめます。まりさんYukiさん、間違ってたら追加・訂正してください。

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譲渡会(6/19江里町・長崎わんにゃん会-前編)

梅雨の晴れ間で昼間は暑いくらいの日射しになりました。今回は、わんにゃん会から譲渡を受けた里親さま所有のワンルームが会場です。

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ワンルームの手前がフリマスペース&いぬスペース、ワンルームの室内がねこスペースでした。室内の全体はちょっと撮影を遠慮しましたが、ブルーシートを敷いた上にデコラを並べて、ねこケージを都合7つです。電気が使えたので、譲渡会としては破格の冷房完備。つけないと、人いきれでねこたちも人間もたまらん、ということもありましたが。


17日の予告記事に挙げた順番で、まずはkaterさんが預かりのさつきちゃん。ミニチュア・シュナウザーのおそらく繁殖犬で、長崎県蓄犬管理所よりわんにゃん会で保護です。

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とってもおとなしい。

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なでなでしてもらってうれしい、うれしい。

クマンのママさんのところのクロンちゃんは、今回不参加でした。

超元気なみるくちゃん(2ヶ月半)。11時に譲渡会が始まってから4時間ぐらいは電池が切れることなく暴れ回っていました。

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差し出された手にテイテイ中。

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右手はどこにあるのやら。

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15時を過ぎると、さすがに動きが止まりました。

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みるく:なにかいいまちたか?
さるねこ父:いえ、別に。

ほかにもけっこうおもしろ顔の写真が撮れています。表情豊かなねこをお探しの方にオススメです。

毎回トイレに立てこもる(2月4月)はなちゃん(2歳)。今回も5時間ずっと立てこもりました。

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さるねこ父:そこが落ち着くんですか?

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はな:なにか文句があるのかしら?

……と、シャーされました。

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きれいなグリーンの目をしています。

そらくん(2ヶ月半・キジトラ)とふじくん(2ヶ月半・チャシロ)。そらくんは、タイミングが悪く、ほとんど向こうを向いてトイレの中でした。なので、今回の写真はほとんどふじくん。そらくんの写真は、Yukiさんのブログをどうぞ。

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ふじ:え、ぼくだけ?
さるねこ父:はい、2人分、よろしくおねがいします。

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ふじ:えと、こんなかんじ?
さるねこ父:ちょっと表情かたいかなー?

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ふじ:これでどうですか?
さるねこ父:うん、いい横顔だねー……うしろになんかいるね?

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みるく:あたちも! あたちも撮ってー!!!

……撮っているときは気付きませんでした。おそるべし、みるく。

カコちゃん(2ヶ月・キジしろ)・ルルちゃん(2ヶ月・しろくろハチ割れ)・ミクちゃん(2ヶ月・三毛)は、5月に比べてずいぶんしっかりしてきました。

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好奇心旺盛な三毛(ミクちゃん)の隣では……

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シンクロして寝るルルちゃん(しろくろ)とカコちゃん(キジしろ)。

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寝る……

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寝る……。ああ、しあわせ。

一人に飽きたミクちゃんは、毛づくろいをする。

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ミク:なんでしゅか?

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毛づくろい熱心です……左足だけだけど。

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ミク:ばれた?

 

後編に続きます。

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譲渡会(6/19江里町・長崎わんにゃん会-後編)

前編に続いて、後編は一般参加(でいいのかな?)のいぬ・ねこです。

りとるしゅがーさんのところからのりーちゃん(パグ-チワワMIX)。4月にも参加していましたが、かなりダイエットして全くの別わんになっていました。

BEFORE(4/17・住吉中央公園)
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AFTER(6/19・江里町)
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真上からのアングルの写真を撮っていれば、もっと如実にわかるんですけどね。撮ってなかった。りとるしゅがーさんとNさんのところでがんばってダイエットしたんだよね?

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りー:がんばったわよ!

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りー:でも、ごほうびもらえないの。
さるねこ父:そりゃあ、ダイエットですからねえ……。

佐世保から参加の、4匹のなかから1匹だけ残ってしまった子犬ちゃん(まだ名前なし、2ヶ月)。

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けっこう、大人っぽい表情をします。とてもおとなしい子です。

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子犬ちゃん:一人になっちゃいました。

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子犬ちゃん:あたしもはやく、パパとママに会いたいな。

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今日は、仮のママと佐世保に帰ります。

5匹兄弟の子犬のうち、クリームくんとバニラくんは決まり(うち1匹はこの日の譲渡会で決まりましたが、名前は確認し損ねました)、残っていたタルトくん(ベージュ・背中のラインがうっすら茶色でモフモフ感あり)とマカロンくん(同じくベージュ・耳としっぽの先だけ茶色でモフモフ感少ない)、チョコくん(茶ムク)。

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ごはんタイム。左上から、タルトくん、チョコくん、マカロンくん。

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マカロンくんは里親さまゲットしました。おめでとう!

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そのまま里親さんのおうちへ。よろこぶ里親さんご夫婦と、別れが悲しくて涙ぐむ元親さんの娘さんたちと、どちらも印象的でした。これからもずっと幸せにね。(そういえば、『犬と猫と人間と』でも、そんなシーンがあったなあ、とさりげなく宣伝してみます。チケット、みなさん、買ってください。

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残るチョコくんは、元親さんの娘さんに抱っこされてます。ちょっとクマの子みたい。

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奥がチョコくん、手前は決まったマカロンくん。

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暑いので、地面に寝そべるタルトくん(のはず)。

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タルトくんは、けっこう表情が優しげで、呑気な感じで、和みます。

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傘の下は涼しいのです。

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2人でがんばろうね。

5月も一般参加したFさんのところの美形の蓮くん(5月のときは「茶白くん」でした)。

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きりっとした目元は、より涼やかに。

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好奇心も旺盛です。

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もうちゃんと香箱組めるんだね。

迷いねこのちび太くんは推定3ヶ月のクロネコです。

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いかにも黒ねこな精悍さです。うすい縞模様があるそうですが、あんまりわからないね。

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何事か考えているようですが……

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ちび太:ほんとのおうちはどこかなあ……
さるねこ父:はやく見つかるといいね。

最後に、灰色サビのクロちゃん(2ヶ月)と、グレーキジのシロ(2ヶ月ちゃん。

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左がクロちゃん、右がシロちゃん。シロちゃんは、里親さまをゲットしました。おめでとう!

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シロ:あたち、おうちきまったの?
さるねこ父:決まったよ~♪

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クロ:あたちは、まだみたい……
さるねこ父:がんばろうね。

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同じクロちゃんとは思えないでしょう? それがサビねこのいいところです。角度によって、光線によって、七色に変わりますよ。

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クロ:ほめすぎです。
さるねこ父:いやいや。


結局、いぬ2匹・ねこ1匹に、里親さんが見つかりました。暑いなか、長時間、いぬも、ねこも、人間も、おつかれさまでした。ちらしを印刷して来られた熱心な里親希望者さんがいらっしゃった反面、通りすがりで見て行かれる方はやはり少なめでした。通りすがりで、フリマを購入されていく方は、けっこういらっしゃったんですけどね。「いつもやってる?」とか訊かれたりして。ここは今回は初めてでしたが、歩いて2分のヤマダ電機とかで広報すれば(ちらし貼れるんだろうか?)、だんだん人も増えてくるのかもしれません。

あ、フリマはこんな感じでした。

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右端まんなかあたりで見切れてしまっていますが、e-chi-coさんに送っていただいたエコタワシも定番になりました。ありがとうございます。今回からポップができました……が、写真取り忘れました。すみません。

次回は、7/17に住吉中央公園の予定です。Yukiさんが急いで許可をもらいに回っているはずです……ね? いつも会場確保、おつかれさまです。

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カンナ は 2017年2月7日に亡くなりました(享年11歳5ヶ月9日=人間なら61歳くらい/2005年8月29日生まれ)
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