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長崎・佐世保の譲渡会等情報-034

下記の主催者さんについては情報が入り次第追記いたします。
長崎わんにゃん会さん
長崎はっぴーあにまるさん
長崎猫倶楽部さん
長崎県央保健所サポーターズさん
関連リンク:
長崎市動物管理センター[収容犬情報]
長崎県動物愛護情報ネットワーク[譲渡犬情報][譲渡猫情報]
させぼ地域ねこの会
長崎県地域猫活動連絡協議会
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テーマ : 里親探し
ジャンル : ペット

動物遺棄防止のための啓発ちらしができました

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「長崎県動物愛護推進協議会」という組織があります。熊本市動物愛護センターの松崎所長をお招きして開催された講演会の記事で少しだけ触れたことがありますが、長崎県県民生活部生活衛生課が主管となって、動物愛護の普及啓発・定着を図ることなどを目的に、2010年7月に設置されたものです。こちらのPDF資料に立ち上げ時の目的などが記されています。

 

平成22~23年度(2010~11年度)は、先行モデル地区として長崎・西彼・県央・県南の4つの支部が作られ、長崎市動物管理センター(長崎市)・西彼保健所(長与町・時津町・西海市)・県央保健所(諫早市・大村市・東彼杵町・川棚町・波佐見町)・県南保健所(島原市・雲仙市・南島原市)がそれぞれ中心となって、行政・獣医師会・動物ボランティアなどが集まり、動物の愛護及び管理に関する法律の主旨に基づく各種の活動を行ない始めています。大村のボズさんが呼びかけて立ち上がった「長崎県央動物会議」もその一環ですし、長崎支部では長崎猫の会.のとらきちさん長崎 Life of Animal の愛ぽんさんがボランティア委員となって支部会議に参加されています(cf. 記事1 | 記事2)。

 

さて、ここからが本題です。今年の年明けぐらいから、動物遺棄や虐待防止のためのキャンペーン活動をやりたいね、という話がとらきちさんの呼びかけで具体的に動き始めました(話自体はもっとずいぶん前からありましたが)。最初は、捨て猫・捨て犬の多い場所をターゲットにして「パトロール」をボランティア中心で行ない、それをTVなどのマスメディアに取材してもらって広報することで、間接的に動物遺棄を抑止する、という話だったのですが、それでは報道されてしまったらすぐに忘れられて終わりになってしまう。もっと継続的に市民の方々に働きかけはできないだろうか、と、愛護推進協議会の支部会議やねこ会議で行政(長崎県・長崎市)やボランティアが話し合うなかで、「せっかくだったら、愛護推進協議会の事業として行ない、行政とボランティアが協力しながら、行政ルートを使って広範囲に動物愛護意識の啓発キャンペーン活動を行ないましょう」というふうに話がふくらんできました。具体的には、自治会掲示板と自治会回覧を使ったキャンペーンになります。

 

以前、熊本市動物愛護センターの松崎所長の講演会の紹介記事のなかで、熊本市動物愛護推進協議会が行なう活動を評して、わたしはこんなふうに書いています。

上の例に挙がった「迷子札100%運動」キャンペーンで考えてみます。せいぜい10~20名で活動する個々のボランティア団体がそれを訴えても、訴求力に限界があります。ボランティアというのは「狭く深く」は得意だけれども、「広く浅く」は苦手です。たとえば3,000枚のポスターを市内に貼ることのできるボランティア団体はおそらく存在しないでしょう。それは「行政」の力を借りる必要がある。愛護センターが市当局と掛け合って、市内の掲示板や公共施設、その他集客施設に掲示を依頼しなければ、到底なしえないことです。予防注射に訪れた飼い主に名刺カードを渡すには、そりゃあ獣医師会が全面的にバックアップするのが最も確実かつ効率的です。もちろん、ボランティアさんが先頭に立って、センターと協力しながら行なうのであろう譲渡会で、揃いのシャツを着て応対することは、視覚的にとても絵になるから、たとえばマスコミの取材なども受けやすい。そういった二重三重の相乗効果を実現するには、団体横断的な協議会が中心となって進めるのが一番いい。

ボランティアがどんなに熱心に取り組んでも「狭く深く」であって「広く浅く」にはならない。「簡単にいぬやねこを捨てたりしないで下さいね」と10~20名のボランティアがしゃかりきになって譲渡会やブログで呼びかけても、たかが知れている。TVのローカルニュースで取り上げられれば、確かに「広く」目には止まるけれども、次のニュースに移ったらもうその内容のほとんどはひとびとの意識には残らない。

 

一方、自治会掲示板は、長崎市内に約2,700あります。一度そこに掲示されたポスターはそう簡単には入れ替わらない。普通の市民意識としては「うちの周りに、そんな掲示板あったっけ?」が実際のところだとしても、市内2,700ヶ所に同じポスターが貼り出されれば、それなりに潜在抑止力にはなるだろう。また、自治会回覧は、長崎市内約14,000班で毎月回されています。いろんなお知らせに紛れるとしても、ほとんど目を通さずに次に回されるとしても、夕方のローカルニュースよりは視聴率・視聴質の面でたぶん効果的です──「啓発」という部分では。

 

この自治会ルートを利用するには、行政が活動に関わることが不可欠です。他方、予算の問題などがからんで、行政はそう簡単にちらしやポスターにお金は出せない。そのあたりの融通が利くのはボランティア団体です。ということで、両方が参加する「動物愛護推進協議会」という枠組みは、今回の啓発キャンペーン活動にとってはまことに都合がよい、ということになります。

 

そんなこんなで、長崎県・長崎市・長崎の動物ボランティア団体が協力して4月~5月にしかけることになった一連の動物愛護意識の啓発キャンペーンのトップを切ってでき上がってきたのが、冒頭のちらしです。

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キャンペーンの実施主体は「長崎県動物愛護推進協議会長崎支部」で、加えて長崎市と長崎県が名前を連ねます(本当はここに「長崎県警察本部」にも入っていただきたかったのですが、今年は残念ながら見送りとなりました。来年がんばろう)。ちらし・ポスターのデザイン・制作はオフィスさるねこで、2010年10月に京都市で作成された「動物遺棄防止ポスター」を参考にしています(リンク先から実際のポスターの見本PDFに飛べますが、なかなかインパクト大です。京都市とともに、京都府警察本部の名前が入っているところがスゴイ)。使用されているねこの写真は長崎猫さんの撮影になります。制作費用は長崎猫の会.さんと、昨年7月に『犬と猫と人間と』ながさき自主上映会を開催したときにいただいた寄付金から出資されました。そして、ちらし裏面では「長崎市動物管理センターからのお願い」として、次の5項目を市民の方々に呼びかけています。

  1. 飼えないときには「新たな飼い主探し」の努力を!
  2. 増やさないために「避妊・去勢手術」を!
  3. センターに引き取られた犬の約50%・猫の約94%は「殺処分」
  4. 捨てられた犬や猫の多くは命を落とします
  5. 動物の遺棄・虐待は「犯罪」です!

4月の後半に、ポスターとともに長崎市内全自治会(約1,000)に配布の予定です。また、長崎市動物管理センターの窓口でも希望される方には頒布できるように、現在準備中です。

 

ちらし1枚、ポスター1枚で、なにかが劇的に変わるということはないでしょう。でも、そこから何かが芽生えて、いつか実を結ぶかもしれない。「啓発」というのは息が長い活動になります。あまり上から押しつけたって効果はない。でも、30年前だったらあり得なかった「ゴミの分別」や「公共施設の禁煙」が今ではほぼあたりまえになってきているのだから、「動物の遺棄や虐待をなくすこと」もいつか「あたりまえ」にできるのだ、と思います。

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第50回ねこ会議(2011/04/09)議事報告

出席:長崎南部B地区(D町)2名、長崎南部C地区(N町)、相談の方1名、長崎猫の会3名、ながさき町ねこクラブ、チームねこばか、オフィスさるねこ


  1. 「飼えないからって、捨てないで」啓発ポスター&ちらしの制作・配布
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    • ちらし17,000枚が4/8に長崎市動物管理センターに到着、ポスター3,500枚は4/11に到着見込み
    • 長崎市内各自治会への配布準備作業は、動物管理センター会議室にて4月第3/4週に行ない、4/22に市役所大会議室にて配送作業を行なう
  2. 遺棄・虐待防止パトロールの実施について
    • 日程および場所の確定、参加人数の確認
    • パトロール当日の実施内容と、それに必要な準備作業について作業分担の割り振り
  3. 今後の地域ねこ活動の説明ガイドラインについて(別記事参照
  4. 長崎中央S町における外ねこ・内外ねこの捕獲・遺棄事件について相談
    • 町内のねこ嫌いの方が捕獲器を仕掛けて「ノラネコの捕獲・遺棄」を行なっているらしい。それに知人の飼いねこ(首輪を付けずに内外飼い)が巻き込まれて行方不明になってしまったようだが、どうにかしてこれをやめさせ、また抗議することはできないか。ねこを捨てるのは犯罪にならないのか。
    • →「動物の愛護及び管理に関する法律」の条文に照らせば、法の趣旨に反する行為ではあるが、現実問題として警察がそれに対応したり裁判に持ち込まれるケースは極めて稀。対応としては、飼いねこは、できるだけ室内飼いとし、必ず首輪など飼育者の所有の意思を示す必要がある。一方で、捕獲を行なっている方に対して、町内会・自治会として対応をお願いし、行き過ぎた行為は慎んでもらえるように働きかけることも必要。働きかけのきっかけとして、1の啓発ちらしを使ってもらうことにする。
  5. 長崎南部B地区(D町)の流入子ねこの件
    • いったん地域ねこ活動が始まった地区における流入ねこについては、頭を抱える悩ましい問題としてどこも対応に苦慮しているが、基本的には地域ねこは「緩やかな駆除=外ねこを0にするため」に行なうものであること、ねこの適正飼養で必要となる5条項=(1)完全室内飼育、(2)不妊化手術、(3)所有意思の表示、(4)食餌・健康管理、(5)終生飼養に照らし合わせると、「いったん室内に上げた子ねこを、地域ねことして外に戻す」ことは不適切であること、「流入させないための対策」を地域内外に向けて行なう必要があること、の3点を踏まえて、今回の流入子ねこについては「地域ねこ」という扱いにはせず、現在の保護主の方のもとで「飼いねこ」として過ごしてもらうこととした。
  6. 長崎南部C地区(N町)の餌やり問題について
    • 長崎市行政において、市営住宅敷地内では原則として餌やりが禁止であるとする住宅管理部署と、一定の条件のもとで行なう地域ねこ活動による餌やりを認める動物管理部署との間のずれによって、現在この地区における地域ねこ活動は宙に浮いてしまっていることが報告された。
  7. 長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」企画について
    • 塾活動の方針・骨子が概ね定まった旨が報告され、塾生の募集が呼びかけられた。
    • 6/12にメルカ築町5F会議室にて「山根明弘氏講演会」が開かれることが告知された。
    • 詳しくはこちらの紹介記事1紹介記事2を参照


なお、今回よりねこ会議の回次カウントを、昼の部・夜の部の通算で表示することにしました。過去のねこ会議開催記録についてはこちらのページをご参照ください。

(文責・オフィスさるねこ

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地域ねこ活動の説明ガイドライン

ぼちぼちと長崎周辺の地域ねこ活動に関わるようになったさるねこ父ですが、4/9のねこ会議用に、これから長崎周辺で地域ねこ活動を説明するときのガイドラインを考えてみました。長崎市およびその周辺地域の実情に合うようなものを作っていくための、最初のステップ、たたき台です。

 

長崎周辺の5~6ヶ所の地域ねこの活動現場を見て回り、そこに携わる方々にお話をうかがってみる限りにおいて、さるねこ父が強く感じたのは「ながさきにおいて、ねことひとの関係は『濃い』」ということです。よくも、悪くも、濃い。ねこ好きのひとはびっくりするくらい献身的にねこのために尽くそうとします。一方で、ねこ嫌いのひとは「いかにも、不愉快だ」というふうにねこ(いや、むしろ、ねこ好きの人間?)について語ります。

 

さるねこ父は長崎に来て3年が経ちましたが、それ以前は20年以上東京の都心部で暮らしていました(下北沢が長かった)。東京では(下北沢では)ねこをみかけることは決して稀ではありませんでしたが、「ねこに関心を示すひと」の割合は、長崎に比べて比較にならないほど低いと思います。ねこ飼いの知り合いも何人かいたし、大学のキャンパスに餌やりに来るおばさんも何人か顔見知りにはなりましたが、1000万人都市のなかでその密度はごく低いものです。「ねこについて熱くなる」ひとは、探し回ればいると思いますが、なかなか出くわすものではない。

 

長崎に来てみると、自分がそういうボランティアに関わることを相当に割り引いても、ねこについて意識するひとの割合が高いことに気づきます。まちを歩いていてねことひとがふれあう場面に接したり、通りすがりのひとの会話の中に「ねこがどうした」とかいう内容をふと聞き取ったりすることが、多い。ねことひとの関係が「濃い」と感じます。ねこが好きなひとも、キライなひともいますがね。

 

そうなると、必然的に「ねこ好き」と「ねこ嫌い」が狭い空間で顔を合わせるケースが増えます。たとえば同じ町内で、ねこ好きの餌やりさんと、ねこ嫌いの方が隣どうしで住んでいたりする。するとやっぱり、いろんなトラブルが生じます。ねこをめぐって、人間関係がもやもやし始める。時には、みていて「これは、ヤバイ!」と肝を冷やすようなケースにも出くわします。ねこにとばっちりが行くことはしばしばありますし、ひとにとばっちりが行くことも珍しいことではない。

 

そんな「にっちもさっちもいかない事態」にならないように、「地域ねこ活動」というツールをどう役立てればよいだろうか? どういうふうにひとに伝えていけばよいだろうか? 千差万別、ケース・バイ・ケースではあるけれども、ながさきにはながさきの「よく伝わる伝え方」があるような気がします。そんなわけで、しばらくそのことについて考えてみようかな、と思っている次第です。

 

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平和公園地域ねこの餌やり風景

 

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長崎南部N町の地域ねこ(耳カット入り)

 


 

4/9のねこ会議に出してみたガイドライン案はこんな感じです。「アルファ版 Ver.1.0」ってとこですかね。

 

基本的には「極めて長期間にわたる、ねこたちに苦痛を与えない『駆除』」が地域ねこ活動の本質である

  • だからこそ「ねこ嫌い」でも関わる余地があるし、「ねこ好き」にとっても関わる余地がある

「ねこ嫌い」と「ねこ好き」の妥協点としての「地域ねこ活動」

  • 「ねこ嫌い」は、「ねこなんてとっとと捕まえて殺処分すればいい」という気持ちを抑えて「長期的に見ればねこはいなくなるのだ」と納得する。
  • 「ねこ好き」は「街にねこがあふれていればいいのに」という気持ちを抑えて「一定のルールを守ればねこたちの天寿を全うさせる手助けをしてやれるのだ」と納得する。

地域ねこ活動は「動物愛護」として行なうというよりは「動物管理」として行なう活動である

  • 一見「愛護」は温かみがあり「管理」は冷たい印象だが、そうではなく、動物をきちんと「管理」した上で(=しつけや健康・繁殖などの面を人間によってコントロールした上で)「愛護」する(=温かく世話をする)のが本来の動物との接し方……「動物の愛護及び管理に関する法律」

たばこをめぐる「嫌煙・愛煙・分煙」の考え方と、外ねこをめぐる「ねこ嫌い・ねこ好き・地域ねこ活動」の考え方は、似通ったものがあると言える

  • 「おれの金でたばこを吸うのはおれの勝手だ」という愛煙家と「わたしのお金で外のねこに餌をやって何が悪いの」というねこ好き
  • 「わたしはたばこが嫌いです、たばこの煙を吸うと気分が悪くなります、たばこなんて有害なものはこの世からなくなればいいのに」という嫌煙家と、「ねこなんて見たくもない、迷惑な動物だから、全部捕まえて殺してしまえ」というねこ嫌い
  • 「愛煙家・嫌煙家それぞれの言い分を聴いた上で、たとえば『副流煙などの害がこれくらい認められるから、公共の場では禁煙としましょう』という合理的なルールを作る」分煙の考え方と、「ねこ好き・ねこ嫌いそれぞれの言い分を聴いた上で、たとえば『外ねこの被害はこんなふうにあって、それはこうすれば減らせるから、TNR・決められた餌やり・トイレの始末のルールを決めましょう』という合理的なルールを作る」地域ねこの考え方
  • 30年前なら考えられなかった「分煙」の考え方がここまで定着してきていることを踏まえれば、「地域ねこ活動」を進めていくことにも必ず明るい見通しが得られるはず……今はまだいろいろと壁や障碍があるとしても。
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ちらし発送作業

出島交流会館5Fの県民ボランティア活動センターロビーにて、「飼えないからって、捨てないで」の啓発ちらし・ポスターの発送準備作業を行ないました。

 

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参加者は11名。ダイヤランド地域ねこの会からIさん・Oさん、ながさき町ねこクラブのNさん、チームねこばかのSさん、長崎猫の会.のとらきちさんまめこさんカエデさんのんすけさんさぁこ様さんあやぴーす!さん、さるねこ父でした。みなさんおつかれさまでした。

 

次は21日木曜日午前中に長崎市役所5F大会議室にて封入作業、翌22日金曜日朝イチで各自治会・連合自治会あてに発送作業です。金曜日の発送作業は、動物管理センターの安西所長と平野獣医さん(ほか、長崎市各課担当者)で行なわれるということです。

 

ポスターの掲示期間は、2ヶ月という決まりがあるそうで、4~5月になりますが、できるだけ長い期間貼ってあるといいなあと思います。

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長崎・佐世保の譲渡会等情報-035

下記の主催者さんについては情報が入り次第追記いたします。
長崎わんにゃん会さん
長崎猫倶楽部さん
Animal Rescue 佐世保さん
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長崎市動物管理センター[収容犬情報]
長崎県動物愛護情報ネットワーク[譲渡犬情報][譲渡猫情報]
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突然の夜間診療

うちのふみのごはんは1日2回。朝9~10時ごろと夜9~10時ごろです(けっこうずれても平気ですが)。夜ごはんは、カリカリのほかに、ちょっとだけお刺身をもらうこともあります。

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これはカリカリお召し上がり中。ふだんのようすです。

 

今夜はまず先に夜9時半ごろにお刺身を上げたのですが、そのとき、右目がなんだかまぶしそうな変な目をしていました。そのあと、10時ごろに今度はカリカリを上げにいったところ、さあ大変。右目のほとんどに瞬膜が出て、明らかに異常な感じでした。どこかに顔の右側をぶつけて目に傷が入ったのか、毛づくろいの時にひっかいてしまったのか、あるいはなにかほかの理由かわかりませんが、とにかく平野町の先生に見てもらわなくちゃ、ということで、はじめて夜間に平野町に駆け込むことになりました。

 

眼球(角膜)に傷があるかどうかをまず特殊な色素で染めてみてチェックし、これはおそらく無事だろう、と。次に、目の周りやまぶた・瞬膜に傷などはないか診てもらいましたが、あまりにも瞬膜が腫れていて(鶏もも肉に付いている脂身みたいに瞬膜がふくれた感じになっていてやや充血気味)確実なところはわからず。でも、触られても特に痛そうにはしていない。これはおそらく、なにか異物か細菌が入ったことによる瞬膜炎ないし結膜炎だろう、という診立てで、その場で抗生物質の入ったジェルを右目に塗ってもらい、合わせて点眼薬(ゲンタロール0.3%を1日2回)と内服薬(テトラサイクリン系抗生物質としてビブラマイシン1/2錠+抗炎症剤として塩化リゾチーム1/2錠を1日2回5日分)を処方してもらいました。

 

帰ってきてからしばらく抱っこをしたあと、ケージに入れているときの様子です。痛々しい写真ですが、本人はほとんど痛みは感じていないようです。ただ「あー、調子わるいなー」とは思っているようで、ふだんと違ってずいぶんと静かにしています。

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ジェルを塗ってもらったので、右目の周りの毛がぺたんとなっていますが、それを抜きにしても、左目とずいぶん違うのがわかります。最初に気づいたときはもっと瞬膜が出ていて白目をむいているような感じだったので、本当に肝を冷やしました。

 

診察代は、夜間でPCを落としているので、ってことで後日支払いです。いちおう値段は聞いてきましたがふだんの倍くらいになっているかな?

 

明日から仕事で週末まで長崎にはいないのですが、その後どうなったか、妻に聞いて追記していく予定です。

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復活しました

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ふ:ふみでしゅ。

 

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ふ:大変ご心配をおかけしましたが……

 

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ふ:今はすっかりよくなりこのとおりでしゅ。

 

というわけで、Twitterでは地味に呟いていましたが、ふみの右目は水曜日あたりからほぼ腫れも引き、今はほぼふだんどおりになっています。ただ、瞬膜はまだ充血しているので、目薬は引き続き点眼中。内服の抗生剤の方は、飲むとすぐに腸内バランスを壊してうんちがゆるゆるになるので、腫れの引いた木曜日からは飲むのをやめ、代わりに市販の人間用整腸剤(ビオフェルミン)を1/4に砕いたものを1日1~2回与えています。

抗生剤を飲ませると、普通は腸内細菌にも効いてしまうので、うんちが緩くなったり臭くなったりするケースが多いと思います。ねこも、ひとも。

 

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とりあえず一安心です。

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カンナ は 2017年2月7日に亡くなりました(享年11歳5ヶ月9日=人間なら61歳くらい/2005年8月29日生まれ)
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