
【速報です】ひのきくん・リリィちゃん譲渡
写真を含めて後ほど追記します。
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断続的に雨の降る中開催されたR&G長崎の保健所の命を救う会さんの市民会館前譲渡会に途中から参加して写真を撮ってきました。
いつもより狭い(3×3)会場設営
速報としてお伝えしたとおり、M町地域ねこ活動現場出身のたんぽぽちゃん・ひのきくん・リリィちゃんのうち、ひのきくんは里親さまに譲渡、リリィちゃんは飼養条件確認(賃貸物件のペット飼養の可否について)が取れるまでトライアルということで、それぞれ新しいおうちが決まりました。
Nさんに抱っこされるひのきくん
里親さんに抱っこされるひのきくん。目がしょぼしょぼしているのは、少し免疫が落ちて瞬膜が出ているせいです。譲渡にあたって平野町ペットクリニックに2回目のワクチン注射を兼ねて様子を見てもらい、特に大きな異常はなしという診断を受けました。
たんぽぽちゃんは、ずいぶんお姉ちゃんになりましたよ。
ひのきくんの毛づくろいをしてあげるたんぽぽちゃん
ひのきくんやリリィちゃんと遊ぶときは、しっかり者のおねえちゃんのたんぽぽちゃんですが、弟・妹に先を越されちゃったね。
たんぽぽちゃん(チャトラ・♀・4ヶ月)、FIV陽性でハンディがありますが、引き続き里親さま募集中です。お問い合わせはこちらのフォームからよろしくお願いいたします。
リリィちゃんは、ケージから引っぱり出されたのが不満で巻きしっぽになってます。
正面から見た顔立ちは、ひのきくんに似てます。
リリィちゃんに声がけして下さった里親希望者さまのところが「なんの問題もなくペットOK」という物件ではなかったため、譲渡会後にNさんとともに里親希望者さまのお宅へ確認に伺いました。「本来ならばペット可でない物件にお住まいの方には、ペットが行き場を失うことを防ぐため、お渡ししないのが原則なのですが、だいじょうぶでしょうか……」と単刀直入に事情をお話ししたところ、大家さんとの間では了解が取れていますということでしたので、「では、それでもなにか万一のことがあったときには必ずご連絡ください(一緒に解決策を考えましょう)」ということで、譲渡の方向で進んでいます。次の週末あたりに譲渡書類を取り交わして、正式譲渡ということになると思います。
このあたりは「やはり万全を期すために、ペット可条項が入っている物件居住者のみに限定するべきだ」という考え方もあると思いますし、さるねこ父もそれができるならその方がいいと思います。ルーティンとして年間何匹もセンター・保健所から子ねこを引き出し里親さまへとつなぐ団体であれば、きちんとした線引きをして安全と見込んだところに譲渡していくのがおそらく正しい。例外をたくさんつくって個別のフォローをしていては、他の保護ねこの譲渡にも影響が出てきます。
一方、個人と個人の間の譲渡については、線引きのボーダーからこぼれ落ちるようなケースでも、それをお互いの信頼関係で補っていくやり方もあっていいと、さるねこ父は思います。それだけのフォローをする時間的余裕をとれるはずだ、と。そのひとを信頼してよいか、本当にねこのことを大切に思ってこれから先ずっと対応してくれるか。譲渡会場で、初対面の里親希望者さんとの短時間のやりとりでは、それは完璧にはわからない。「わからないから、リスクは避けよう」というのも一つの考え方だし、「わからないけれども、このひととならば長続きのする信頼関係を築いてゆこう」というのも一つの考え方です。さるねこ父は原則前者ですが、ケースバイケースで後者もあってよい、というスタンスです。
さるねこ父が今回後者を選択したのは、里親希望者さんのリリィちゃんや他のねこさんへの接し方を見ていて、自分の都合よりはねこの都合を優先しているのを端々に見かけたからです。もちろん危なっかしいところもありますし、他よりリスクがあることは承知の上で、それでもNさんと里親希望者さんをフォローすることに決め、これからもきちんと見守っていくつもりです。
その1からの続きで、今度は一般参加のねこさんたちです。
Oさん保護のろくくん(チャトラ・♂・2ヶ月)。むーくんと兄弟で6月6日に保護されました。マイペースむーくんは里親さまが決まり、甘えんぼうろくくんが引き続き里親さま募集中です。
譲渡会後半に入って寝ているところをお邪魔しました。
短め尾曲がりしっぽのろくくん、にゃーにゃーと元気です。
まだキトンブルーが残っているので、2ヶ月弱ですかね。こちらのフォームよりご連絡いただければ、Oさんに取り次ぎます。
Tさん保護のリカちゃん(三毛・♀・2.5ヶ月)。三毛らしく、活発で好奇心が強く、賢いそうです。ワクチン1回接種済み。
やはり寝ているところをお邪魔しました。
やや長毛気味かな? しっぽは長めで先っちょカギのようです。
自分がかわいいことをよくわかっているリカちゃんです。こちらのフォームよりご連絡いただければ、Tさんに取り次ぎます。
Aさん保護の3兄妹は、母ねこを保護したら翌日に生まれたのだそうです。トラノスケくん(チャトラ・♂・2ヶ月)、モモちゃん(三毛・♀・2ヶ月)、サツキちゃん(キジ・♀・2ヶ月)です。サツキちゃんは、Nさんのところのリリィちゃんと同じ里親さんのところに決まりました。トラノスケくん・モモちゃんは引き続き里親さま募集中です。こちらのフォームよりご連絡いただければAさんに取り次ぎます。
サツキちゃん(キジ=里親さま決定)はキトンブルーが残っています。
リリィちゃんと仲良くしてね。
トラノスケくん(チャトラ=里親さま募集中)は活発で甘えんぼうですね。
モモちゃん(三毛=里親さま募集中)は、三毛ですが、ビビリさんです。
まおりんさん保護ねこのかりんちゃん(シロクロ・♀・3ヶ月)、FIV・FelV陰性、3種混合ワクチン6月19日に1回目を接種済みです。
ちょっとまだ人が怖いみたいですが、視線はくれますので、本来は人が好きなんじゃないかなと思います。信頼関係をつくるまで少し時間はかかるかもしれませんが。
まだ信頼関係の築けていないさるねこ父には、180度裏返ったイカ耳でリアクション。
少し慣れてきてくれたようです。あごのちょび黒がかわいいかりんちゃんに会ってみたい方は、まおりんさんのブログ(excite・ameblo)からコンタクトをとってみて下さい。
最後は、myuさん保護ねこのミントくん(キジ・♂・3ヶ月)。FIV・FelV陰性、ワクチン1回接種済みです。性格は、ひとが大好き、活発で運動神経もよく、myuさんのところの先住ねこさんたちとの関係も良好です。
おっとりキジですね。キジトラのオスは、はっちゃけるか、ビビリか、という印象がありますが、中間ぐらいな感じ? 人をよく見ていて、賢い子に育つと思います。
譲渡会も終わりの方で、写真もいっぱい撮られて、疲れちゃったなー、なミントくんに会ってみたい方は、myuさんのブログからコンタクトをとってみて下さい。
このほか、長崎猫の会.さん保護ねこの写真は、カエデさん&chieさん&ぽんでらいよんさん(&もしかするとまめこさん)のブログをご覧下さい。残念ながら、猫の会.さん保護ねこにお声掛かりはなかったそうです(ちょっとびっくり)。
日曜日の譲渡会でひのきくんとリリィちゃんのおうちが決まり、やれやれとNさんが肩の荷を下ろす間もなく、その日の夕方にまた子ねこが捨てられました。
驚いたことに、首には長いロープが結ばれ、長毛の毛の一部ははさみで刈った痕がありました。虐待というよりは、どこかの家の子どもがこっそり親に隠れて世話をしていたのでは? と思わせるような感じです。ロープを付けたまま、NさんとSさんが餌やりをしているところへ現われて、他の子の餌をガツガツと横取りして食べていました。人慣れしていたので、あっさり捕獲。
そして、それをまるで見届けるかのように立ち去っていった親子連れが、NさんとSさんに目撃されています。偶然かもしれませんし、はっきりとした証拠はないですが、時間帯と場所を考えると、またしても「他人の善意にただ乗り」されたのだろう、とわたしたちは考えています。
「うちでは飼えないから、ちゃんと育ててくれるひとのところに連れて行こうね」と命の大切さでも教えたつもりなら大間違いですよ、「めんどうなら、他人に押しつけてしまいなさい」と教えただけです……と、その親御さんには伝えたい。ついでに「因果応報」ということばも一緒に。
2ニャン去ってまた1ニャン。ルルちゃんと名付けられた長毛チャトラの女の子は、いまNさんのところで保護されています。ノミダニ駆除とコクシのチェックが済んだら、たんぽぽちゃんとともに「チャトラ姉妹」として、まずは22日の動物管理センター譲渡会参加の予定です。
Nさんから「長毛でかわいいですよ」と聞いていたルルちゃんですが、だったら里親さま探しは早ければ早いほどよい、ということで、健康チェックに行ってきました。
バスでNさん宅に向かい、ご対面。写真はクリックすると大きくなります。
さるねこ父:こんにちは。さるねこ父と言いますよ。
さ:今日は病院に検査に行きます。
さ:確かに健康状態はよさそうだね。
で、バスを乗り換えながら平野町ペットクリニックへ向かいました。バスの中では、みゃーみゃー鳴き騒ぐこともなく、おとなしくじーっと外を見てたり、寝転がってぽけーっとしていました。今のところ、性格はおとなしいおっとりさんです。
病院で触診や目・耳・鼻・口などのチェックを受けて……
血液検査は、頂点以外にマークは出ず、FIV(猫エイズウィルス)・FelV(猫白血病ウィルス)とも陰性でした。やった!
ばたばたしていてコクシジウムのチェックを忘れてしまったので、検便検査は後日行ないますが、今のところうんちはコロコロしており、見た目健康です。保護直後はノミをたくさん飼っていて、Nさんのお母さまが一生懸命ノミ取りをされてだいぶ減ってはいたのですが、レボリューションを滴下して回虫を含めて駆除しました。
というわけで、ルルちゃん里親さま募集です。
検査後でちょっと不機嫌ですが、全体の感じがよくわかるので、この写真を使うことにします。
譲渡希望・お見合いやトライアルについては、こちらのフォーム(オフィスさるねこ)よりお気軽にお問い合わせ下さい。
なんか、たんぽぽちゃんはまたしても先を越されそうな勢いですが、FIVキャリアであることを含めて受け入れて下さる里親さまが現われることを信じて、たんぽぽちゃんも引き続き里親さま募集中です。個人的には「今までねこを飼ったことがなくて、まず1匹ちゃんと飼ってみよう、ねこらしい、でも手のかからない子がいいなあ」という方にたんぽぽちゃんはマッチすると思います。先住さんがいたりすると場合によっては部屋を分けるなどの配慮が必要ですし、昔の「外に出たいときは出してあげるのがあたりまえ」という飼い方をされていた方には、たんぽぽちゃんのFIVを発症させないように完全室内飼いとすることがかわいそうに思えてしまうかもしれないので(実はそんなことは全然ないのですけれど)、まっさらな初心者さん向きかな、と。
というわけで、たんぽぽちゃんも里親さま募集中です。上と同じフォームからご連絡下さい。
Nさんのお宅の庭に生えているコバンソウを「カンナくんとふみちゃんのねこじゃらしに」とお土産にもらったので、試してみました。
さっそく興味津々のカンナ
ちょいちょい
たまらん!
ふみはどうでしょう?
もう手が出かけてる
パーだ!
やはり立ち上がりました。
ばんじゃーい!
ふ:なにか?
てへぺろ。
ということで、カンナもふみも心奪われていました。Nさんありがとうございました。
2007年3月ですから、もう5年前の本ですね。大きい書店であっても、流れの激しい新書棚では今だと並んでいなくて、版元に注文をかけて入手する感じじゃないかと思います。あるいはAmazonなどの通販でしょうか。寝子ねこの形に切り抜かれた特製しおりがかわいいです。
さるねこ父は、この本を買うのと相前後して、まちにいるねこの写真を意識して撮るようになりました。最初のうちは、通りすがりでよく見かけるねこをケータイ(当時のケータイはまだ300万画素とかそんなもん)で撮るくらいだったのが、コンデジを常時持ち歩くようになり、今では一眼レフを抱えてわざわざ撮影に出かけたりしているわけです。その経験から学んだことと、この本で岩合さんが本の半分かそれ以上を割いて言わんとしていることは、
「ねことの距離を詰めるために知恵を絞れ」
ということです。
わかりやすいところでは、目の前にいるねこが何を考え、思っているのかその心理を読むことが必要になります。こちらに寄ってこようとしているのか、注意深く観察しているのか、早くも逃げ腰なのか。ちょっとしたねこのしぐさや身のこなし、視線の動きからそれを先読みして、打てる手を打ちましょう、となります。ねこという動物の心の機微を知らないといけないよ、ってことですね。
相対しているねこは、こちらの一挙手一投足に全神経を集中させています。不用意に近づくことはもちろん、カメラを構えること自体が、ねこにとっては「要注意、回避!」の判断につながります。「素知らぬ風で間合いをとりながら、徐々にこちらの有利な状況にねこを誘い込んでいく」のが、ねことの距離を詰めるための、そしてつまりは、よいねこ写真を撮るための戦略であり、そのための戦術のヒントがこの本には散りばめられています。
よく「私はネコがこんなに好きなのに、ネコに嫌われる」という話を聞く。その前に、ちょっと考えて欲しい。「私はネコが好き」というのは、自分が主人公になっていないだろうか。ネコとお近づきになりたいのなら、ネコの立場になってものを考えてみよう。
(本書37p)
ドランクドラゴンの鈴木に聞かせてやりたい気がしなくもないですが、それはともかく、こんな感じの岩合さんのモノローグが展開される合間に、岩合さんのねこ写真がてんこもりになっている(惜しむらくは本文写真はモノクロ)のが、この本です。
妙な言い方になりますが、この本を読んで、それでねこ写真がうまく撮れるようになるわけではない、と思います。ねこ写真をうまく撮るための入口に立てるだけ。でもその入口、スタートラインに立たないことには、「走って逃げ去るねこの後ろ姿の写真」とか「こっちを背中を見せてそっぽを向いているねこの写真」とか「画面の一部に豆粒みたいに小さくねこがいるかも? な写真」を量産するだけに終わります。
やっぱり「大きなあくびをしているねこの表情」とか「母ねこの後ろを一生懸命ついて歩く子ねこたち」とか「街の風景に溶け込んだねこの居住まい」とかを撮りたいわけです。そのために、ねこの生態・行動パターン・生活リズムを熟知し、個々のねこの性格を読み取り、次のねこの動きを予測し、街でねこの集まる場所・絵になりそうな風景を探す。さまざまなことを頭に入れて計算しながら、一瞬のシャッターチャンスに備え、それを捉える。
難しいけど、おもしろいです。まちのねこの写真を撮るのは。
で、その岩合さんのねこ写真展が、8月14日(火)から9月2日(日)まで、長崎県美術館県民ギャラリーで開催されます(8月27日(月)は休館日)。前売券かわいいですよ(ちょっと『ネコを撮る』のしおりに似ている)。ぜひ前売りを買った上で、足をお運び下さい。
【譲渡会に参加して里親さま探しをしたいと考えていらっしゃる方へ】
譲渡会の飛び入り参加はできませんので、必ず遅くとも前日までに主催者の方に連絡してください。また「譲渡会持ち物リスト」をおまけに付けています。参加されるときの参考にされてください。よりくわしくはこちらの記事を。
また、これらの情報をどういう基準で掲載しているのかについてお問い合わせをいただくことがあります。この点についてはこちらの記事をご覧下さい。
検索でこのページにたどり着いた方へ:このページの情報が古いものである場合は、こちらから最新情報へお回りください。
小ネタです。昨日記事にした岩合さんの『ネコを撮る』の書評が BOOK asahi.com に出ています。評者はなんと大貫妙子さん。大貫妙子とねこってつながるようでつながらないなあ……とネットで検索していたら、飼いねこのぎんちゃんが帰ってこなくなってしまった大貫さんのコラムが見つかりました。
「色彩都市」とか「黒のクレール」とか好きでしたけど、最近はこんな歌を歌われているようです。
a life / 大貫妙子(vo) 坂本龍一(pf)
先日の記事と相前後してお声がけをいただいていたルルちゃん、今日Nさんとともに里親希望者さんのところにお届けしてきました。
M町でNさんと落ち合ってお出かけ前にパチリ。
相変わらずかわいいですね。
お届け先ではご家族が首を長くしてルルちゃんを待っていて下さいました。
左がNさん、右が里親希望者さんのところの娘さん
探検!
里親希望者さまが抱っこ
里親希望者さまの息子さんの見守るなか、初トイレ(なかなか大物)
娘さんの抱っこ
Nさんの抱っこ
里親希望者さまのところには先住ねこさんが2匹います。
チョッパーくんは、昨年7月18日に長崎猫の会.さんから譲渡されたバームくん。少し灰色がかった青い目がすてきなシャムMIX。
ルフィーくんは、同じく長崎猫の会.さんから譲渡されたクーヘンくん。透き通る緑色の瞳のキジシロくん。
チョッパーくんはルルちゃんのニオイが気にはなるもののくんくんするだけでしたが、ルフィーくんは、ルルちゃんをさわった手のニオイにフーフーシャーシャーしていました。ルフィーくんの方が少し慣れるまでに時間がかかるかもしれませんね。今まで兄弟2人でずっと仲良しできたので無理もない。
というわけで、ルルちゃんのトライアルがうまくいきますように。トライアルの様子は、
しんかなままさんのブログ「Chovendo na roseira バラに降る雨」でご覧いただけます。