
長崎まちなか龍馬館
夕方浜の町にいて少し時間ができたので、ベルナード観光通りに面した「長崎まちなか龍馬館」に入ってみました。
入場料300円なりですが、入ってすぐに見せられる5分間の長崎観光プロモーションビデオのできがなかなかよく、それほどぼったくり感はありません。ビデオは、『龍馬伝』を機に設定されたさるくのルート「長崎龍馬の道」と連動しており、その道沿いにある長崎観光の資源がごたまぜに(くんち、眼鏡橋、竹ん芸、花月、ざぼん漬け、ねこ、中華街、ちゃんぽん、グラバー園、大浦天主堂、道沿いではないけど平和公園などなど……)次々と切り貼りされて映し出されるのですが、写真がきれいなのと、音楽がキャッチーなのと、ほどよいごたまぜ感とで、なかなか「すてきな観光地・長崎」をアピールしています。
「長崎龍馬の道」はとあるブログでは
いまその中通り商店街の照明灯に真っ赤な旗がことごとくぶら下がっていて、そこには「長崎龍馬の道」と書いてあるではありませんか。「誰に断って由緒ある中通りをそんなおちゃらけた名前にしたんだ」と思うのは私だけでしょうか。長崎龍馬の道…あ~聞いただけで鳥肌が…。龍馬と福山にあやかって商売するのはわかるのだけど、なんだかこのあまりにも安直なノリには、長崎人として恥ずかしいです。
と酷評されていましたが(さるねこ父はこのブログのノリはむしろ好きなのですが)、ネーミングセンスはこの際便乗商売だから目をつぶるとして、新大工町郵便局の前を起点に、中通り・観光通りを経由して中華街の端をかすめ、市民病院のうらから大浦天主堂下電停を横切り、南山手で終点となる長いほぼ直線のルートを設定し、道路にプレートを埋め込んで、道の周辺に散在するごたまぜの観光資源を強引に1枚のマップに載せてしまう、というのはなかなかよく考えられたプログラムだと、さるねこ父は思いました。
ちなみに、長崎龍馬の道を Google 検索していたら長崎猫 blog - 猫さるく「長崎龍馬の道」&「長崎猫の道」というのを見つけたのが、気になっています。誰か、なにかご存じではないですか? (いちおうトラックバックを送っておきました。)
……話を龍馬館に戻すと、ビデオをみたあとの B1F の展示は、少しごちゃごちゃしてわかりにくい感じでした。個人的にツボだったのはこれ。
観光地によくある顔抜きパネルの3Dバージョンです。この先あちこちのブログでこの「なりきり龍馬」写真が掲載されるのかなあ。
B1F の有料スペースを抜けると、1F の無料スペースに出ます。ここは物販&喫茶で誰でも入れます。で、やっぱり気になるじゃないですか、龍馬便乗商品。
さるねこ父もよくお土産で買っていって評判のよい「クルス」に「龍馬が愛した珈琲。」バージョンが! 生地にもクリームにもコーヒーが練り込まれていて、ほろ苦い大人のお菓子に! 思いのほかおいしかったです。
