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白ごま?

ふみがベッドにしている白いバスタオルの上になにやら薄茶色の粒が。

IMGP19883 

色といい大きさといい形といい、白ごまにそっくりです。

IMGP19865 
父:ふみ、冷蔵庫から白ごま持ってった?
ふ:そんなわけありましぇん。

……だよね~。

気になって Google 先生に訊いてみました。おしりから出る分泌物かなにかが固まったものか、でなければおなかにいる虫の卵かなにかだろう、と調べていくと……

非常にわかりやすいイラスト付きでこんなページに行き当たりました。

私は、動物病院に到着するなり白ゴマのような物体がついたウンチと、寅之介の寝床に落ちていた白ゴマのサンプルを差し出しました。
先生
先生は即座に「これはタマゴじゃなくて、瓜実条虫の片節です。」と言いました。

瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)ですからサナダムシですね。ブツの見当がついたので、さらに検索していってほぼこれだろうと目星をつけ、白ごまもとい瓜実条虫の片節7つを平野町ペットクリニックに持って行きました。

結果は思った通りで、駆虫剤を出してもらいました。同じブログの続き記事に、

先生は「錠剤が大きいんだけど、飲めるかな?」
と、言いながらでっかい錠剤を取り出しました。
人間で言うなら今川焼き(回転焼き)を半分にスライスしたような物を丸呑みするようなものですが、

とあったのでひそかに錠剤の大きさに期待していたのですが、先生が「ちょっと大きい錠剤なのですけど……」と渡してくださったのはこんなでした。

IMGP19898

期待通り、確かにでっかい。直径1cmはあります。何度かふみに「いやでしゅ、ぺっ」と吐き出されながら、どうにか飲ませ終わりました。ふう。

ベテランのねこ飼いさんだったら白ごまを見つけた時点ですぐにわかることなのでしょうけれど、なかなかネット上によい画像はなくて調べるのに時間がかかりました(それで冒頭に白ごまの画像をスケール付きで載せてみました)。文章でも、条虫の片節は「米粒大」と書かれていたりすることが多く、「米粒大ってことはないよなあ……」とさまようこと小一時間、ようやく上の「寅之介十番勝負」ブログにたどりついたのでした。

思い出してみると、ふみのバスタオルに白ごまがつくようになったのはけっこう前からのような気がします。せいぜい1粒か2粒、それもかなり小さなものだったので「なにか分泌物だろう」とあまり気にも留めていませんでした。柄物のバスタオルだと、かなりわかりにくいということもあります。おとといぐらいに白いバスタオルに敷きかえて、直後に大量にごま粒が出てきたのでようやく変だと気づきました。「保護したあとにレボリューションを施しているから虫はいないはず」となんとなく思い込んでいたのが失敗でしたね。反省です。

そのほか検索した内容をまとめておくと、

  1. 瓜実条虫の片節には卵が含まれていて、それをいったんノミが体内に取り込むことで卵が孵り、その体内に幼虫のいるノミをねこが毛づくろいなどで飲み込むことでねこの腸内に寄生する
  2. ねこが片節やそのなかの卵をそのまま飲み込んでも成虫にはならず、必ずノミの媒介を必要とする
  3. したがって、退治には、駆虫と併せて、ノミを駆除することも必要となる
  4. 腸内に寄生する成虫の瓜実条虫(サナダムシ)は、他の寄生虫に比べると宿主であるねこに害を及ぼすことは少ないが、軟便傾向を示したり、やややせ気味になることがある
  5. 条虫は、そのまま卵を産むわけではないので、便を調べても見つかることはまれ。古くなった体節がちぎれて体外に排出されたときに、たとえば便の表面に白ごまがついたり、ふみのように寝床に白ごまが落ちていたり、肛門の周りで乾燥前の片節がうにゅうにゅ動いていたりすることで気づかれる。

4の「軟便傾向」は、ふみの場合思い当たる節がありありです。この11/4~11/5のときに、検査で便に虫や卵がみつからなかったのも、5を考えるとうなづけます。

あしたかあさってには出てくるはずですので、出てきたらまたご報告します。

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Comment

詳しい情報ありがとうございます!

猫の病気にはほとんど無知なので、
こういう細かい情報、本当にありがたいです!

錠剤は飲ませるの難しいですよね(^_^;)
うちは、先生にお願いしました。。

でも、本当は慣れるためにも自分で飲ませた方がいいんですって(*_*)
爪切りもですが、怖がってやらないといつまでもできないんでしょうね[cat_3]

まめこさま

ねこの病気やケガなどに関する情報って、ネットにたくさんあるようでいて、実はあともうちょっと詳しくわかれば……っていうのが多いような気がします。結局は、そのねこごとに少しずつ違っていて、一概に言えない、というのはわかりますけれど。
なので、「うちのふみはこうだったよ」「うちのカンナはこうだったよ」という情報があれば、できるだけ詳しく上げていきたいと思っています――ほんとは、そんな情報がない=健康でいてくれるのが一番ですけどね。[cat_2]

爪切りとか投薬とかは、子ねこにしてやりながらなら、人間もねこも自然と身についていく気がします。まめこさんが預かりをしていた体重1kgに満たないような小さな子だとちょっとひやひやしますけど、1~2kgの子ねこ(ちょうど保護し始めてからのふみぐらい)だとやりやすい。
さるねこ父はぶっちゃけふみで練習しました。[shm13]
そしたら、大きいカンナの爪も切れるようになりましたよ。

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