fc2ブログ

ブログお休みしていました

先週木曜日、とても悲しいできごとがあって、心に穴がぽっかり開いてしまったので、しばらくブログをお休みしていました。あまり楽しい内容ではありませんが、きちんと書き留めておきたいことなので、敢えて記事にしています。

 

十数年来の付き合いの親友をなくしました。彼は、わたしが以前住んでいた街にあったライブ・バーのオーナーマスターです。彼の方が3つ年上でしたが、マニアックな音楽やお酒・料理のセンスにお互い相通じるものがあって──もっぱら彼の方がわたしにいろいろ紹介してくれたのでしたが──足繁くお店に通うようになり、そのうち店のホームページやライブイベントのフライヤー・ポスター・チケット制作などを引き受けるようになりました。アパレル系の会社に勤めていたこともある彼のデザインへの注文はなかなか細かく(「おまかせで」といつも言われるのだけれど、たいていなにかあとから直しが入る)、その注文を実現するのに四苦八苦したものです。

いまわたしが長崎でねこ・いぬ譲渡会のお手伝いをするなかで、ポスターデザインや映画の上映会チケットづくりなどを引き受けているのは、つまるところ、彼のおかげです。

その彼は、しかしこのところずっと気が塞ぎがちな日々が続いていたようで、久しぶりに届いたメールの内容に言いようのない翳りがあるのを心配していたさなか、「最後のメール」がわたしやほかの知り合いたちに送られてきました。先週の木曜日5月27日の夕方のことです。ただならぬ気配に、みんなでできる限りの手を尽くして彼を捜しましたが、まにあわず、彼は向こう側へ行ってしまいました。

 

いまだに信じられない思いです。どうしてなのか、彼は何も言わずに行ってしまった。彼が残していた断片的なサインをみんなでかき集めてみても、真相は薮の中です。そして、「あのとき、もっとこうしていれば」という後悔ばかりが募り、息が苦しくなります。

この一週間、ともすればへたり込みそうになる自分を支えてくれたのは、いつもと変わらず接してくれるふみとカンナです(もちろん、妻も)。家族でいてくれてほんとうにありがとう。感謝しています。

亡くなった彼にも、お連れ合いと、それからぐりちゃんという1匹のねこがいます。明日に控えた彼のお別れ会のことなどを打ち合わせに、今日家を訪れたのですが、彼女の膝に乗って顔を見上げて「うにゃん」と甘えたりしているぐりちゃんもやっぱり、いつもどおりのしぐさをしていました。ぐりちゃん、彼女のことをそばで見守ってあげてくださいね。よろしく頼みます。

DSCF3774
ぐりちゃん

明日の夜は、彼のお店にミュージシャンや常連のお客さんたちが集まってお別れ会をします。みんなで彼の思い出話をして、笑ったり泣いたりしながら、彼の冥福を祈りたいと思います。

関連記事

Comment


非公開コメント

いくつになったの?
15枚の写真からランダムに表示します
カンナ は 2017年2月7日に亡くなりました(享年11歳5ヶ月9日=人間なら61歳くらい/2005年8月29日生まれ)
ブログ最新記事
ブログ内検索
RSS Links
関連リンク
全記事(数)表示
全タイトルを表示
カテゴリ
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新コメント/記事
データ取得中...
カテゴリー/アーカイブ