
ねこ会議(9/11・長崎県地域猫活動連絡協議会)
6月に参加して以来3ヶ月ぶりにねこ会議に参加してきました。会場は出島交流会館4階の第5会議室、参加者は9名、うち4名が、地域ねこに関わる相談・質問でいらした方でした。
相談は、主に多良見の方と中小島の方がされていて、多良見ではボランティア活動も低調だし、地域住民の理解も得にくいし、助成金の類も充実していないので、どうすれば……というお話でした。いろいろと意見やアドバイスも出ましたが、まずは「あまりねこ(地域ねこ)とはじめから限定せずに、地区の公民館活動・PTA活動などを利用して、動物愛護や命の授業にからめたボランティア仲間・イベント仲間を増やして、そこから地域ねこへ展開してみては?」ということに。ちょうど大村で9/19に『犬と猫と人間と』の自主上映会もあるので、それをまず観に行って、できればそれを地域の小学校で上映できないか、と動いてみるのもいいとわたしは思いました(学校上映会は、普通の自主上映会より割安で開催できます=詳しくはこちらの「学校上映キャンペーンについて」をご参照ください)。
長崎市内は、ボランティア団体も複数ありますし、動物管理センターもあるし、地域ねこのモデル事業もあるので、なんだかんだ言ってもだんだん下地は整いつつありますが、多良見=諫早市となると、とたんにそういったものがなくなって、ある意味孤立状態に置かれている、という印象を受けました。5年前に多良見は諫早市と合併したばかりで、そのことも孤立に拍車をかけているかもしれません。
が、ものは考えようで、長崎市内(市街地)よりはるかに地域の自治会活動は強固だし、自治体が小さい分小回りもきく──たとえば長与町は、別格かもしれないけれど、でもやっぱりあの規模だからいろいろできる部分はあると思います──から、そう悲観するものでもないですよ、というのがわたしを含めたその場の意見でした。
また、仕事場が爆心地公園に近い方は、平和公園のようなかたちで爆心地公園でも活動をすることができないか、ということで、平和公園地域猫の会から出席されていたボンコさんにいろいろ質問され、アドバイスを受けていました。うまく活動が横に広がっていくとよいと思います。
このほか、ダイヤランドでも地域ねこ活動が正式にスタートした、という報告がありました。
このほかの議題として、確認もしくは今後の検討事項とされたのは次の通りです。
- 1. 地域猫活動連絡協議会として行なう不妊手術の助成を、助成金の交付=贈与ではなく、貸付金の貸与という形にして、より有効に活用できないか
- →助成金としてしまうと、さして大きい予算ではないために、あっという間に使い果たしてしまう。貸付金として、一度に大きな額の支払をするのが難しい年金暮らしのお年寄りや、時期的に一気にまとめて十~数十匹という規模で避妊去勢を行ないたい場合に、いったん貸し付けて(もちろん無利子で=「立て替えて」の方がイメージが近い)、徐々に分割返済してもらうことで、資金を循環させられないか
- →ただし、回収が焦げ付いた場合に、やっかいなことは出てくるから、そこはどうするか考えて決めておかなくてはいけないだろう
- →ただし、回収が焦げ付いた場合に、やっかいなことは出てくるから、そこはどうするか考えて決めておかなくてはいけないだろう
- 2. 動物の遺棄を防止するために、行政(センターのほか、県・市の担当部署、さらにできれば警察)まで巻き込んだキャンペーン活動を行ない、同時に示威的なパトロール活動を重点地区に対して行なうことで、遺棄への抑止力を高めたい
- →次回以降も継続して議論しつつ、関係機関への働きかけをすすめていく
- 3. 協議会の会則ないし規約を定めて、会の運営の公正化・透明化を図る
- →今回は時間がなくなったので、次回以降継続して議論
- 4. 地域猫活動連絡協議会としてカレンダーを作成・販売し、不妊手術への助成金(もしくは貸付金)原資とする
- →長崎猫さん、オフィスさるねこから写真を提供して、見開きB4カレンダーを制作し、ネットショップ及び譲渡会・地域猫活動等で販売してゆく(1部1,000円、間に合えば9/23動物愛護フェスタから販売開始)
こんなところです。参加された方、補足がありましたら、コメントよろしくお願いします。
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