
たんぽぽちゃんと捨てねこ[追記あり]
たんぽぽちゃんは、4月15日にM町の地域ねこ現場に捨てられた子ねこです。
いずれも4月17日に撮影
現場で地域ねこのお世話をされているNさんが自宅で保護しながら里親さま探しを続けていますが、今日、また新たに生後6週齢ほどの子ねこが現場に2匹も捨てられてしまいました。
ひのきくん(体重462g)です。
もう1匹はおそらくメスで、あじさいちゃんです(写真はまだありません)。体重が346gと、ひのきくんに比べると100g以上少なく、この先生きられるかどうか予断を許しません。現在、とりあえず2匹ともNさんが自宅に連れ帰り、体温保持と栄養補給をしてくださっています。
長崎は、24日夜からずっと弱い雨が降っていて、2匹が鳴き声で見つかったときにはぶるぶると震えていました。低体温症になりかかっており、あと半日放っておけば亡くなっていてもおかしくない状況でした。現場はメスねこはすべて不妊化が完了しており、周辺に母ねこに該当しそうなねこが迷い込んで来てもいませんから、人間の手で、子ねこだけ連れてこられてポイッと捨てられた、と考えるのがおそらく正解でしょう。
ここに捨てたらこのまま死ぬかもしれないけれど、運がよければ、ここで餌をもらって生き延びられるかもしれない、と考えたのか、それすら考えずに厄介払いをしたのか。自分の家の周りにノラが子ねこを産んだのでしかたなく処分しようとしたのか、それとも自分の飼いねこの避妊もせずに産まれた子ねこをなんの疑問も持たずに捨てに来たのか。
捨てた人に訊いてみたいです。 なにを考えてこういうことするんですか? ほかにできることはなかったんですか? これがあなたの解決策なんですか? 怒りをぶつけたいというよりは、本当に心底なにを考えているのかわからないので知りたい。そう思います。
昨年さるねこ父も制作にかかわったポスターです。今年もまたつくります。いつか、つくらなくてよい日が来ることを願いながら。
ひのきくん・あじさいちゃんのことを落ち着いて考えるために、まずは、たんぽぽちゃんに幸せなおうちを見つけてあげなければなりません。日曜日の譲渡会で里親さまとのご縁が見つかりますように。
たんぽぽちゃんの参加する譲渡会のお知らせです。
しっぽの会+長崎 Life of Animal+長崎猫の会. 共催 いぬねこ里親譲渡会
日時:2012年5月27日(日) 13時~17時
場所:長崎市公会堂前公園(長崎市魚の町4)
たんぽぽちゃんプロフィール
- 誕生日:2012年3月3日生まれ(2ヶ月半)
- 毛柄:チャトラ
- 特徴:肉球はピンク。目の色はほぼ黄色に変わりました。毛質はややふんわりしています。しっぽは中くらいよりやや短くまっすぐ、最後にほんの気持ちカギがかかります。
- 性格:快活でよく動き回ります。人慣れはしており、抱っこされることもありますが、最近は自己主張が出てきました。「いまは気分じゃないの、いやいや!」と抱っこを嫌がることもあります。保護主宅では、ほかのねこの関係は良好です。お兄さんたちと一緒に先頭切って走ってます。
- 健康:4月28日に3種ワクチン1回目、5月21日に2回目接種。4月28日の血液検査ではFIV(猫エイズウィルス)陽性です。コクシジウムを投薬治療完了。現在、FIVは、たんぽぽちゃんの体調には大きな影響を与えていません。今後は、完全室内飼いによりきちんと健康管理を行なっていけば、特に問題なく暮らせると思います。
譲渡希望・お見合いやトライアルについては、こちらのフォーム(オフィスさるねこ)よりお気軽にお問い合わせ下さい。
5/26 12:15追記
さきほど保護主のNさんからメールが届きました。
「今朝のひのき君とあじさいちゃんですが、どちらかはわかりませんがコロコロウンチをしてました。夜中だったので確認出来ませんでした。おしっこも三カ所してました。トイレできちんと出来てました。お利口さんです。食欲もあり、ウーウー言って食べてます。
たんぽぽちゃんは相変わらず元気いっぱいで、今朝も興奮して走り回ってました。やっぱり抱っこは嫌いで迷惑そうな顔をします。
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