
ひのきくんとあじさいちゃん、レボリューション滴下
5月25日に、たんぽぽちゃんと同じく、M町の地域ねこ現場に遺棄されていたひのきくんとあじさいちゃんですが、状態は安定してきたとのことです。
あじさいちゃん(5月29日=414g=保護当時に比べ+68g)
ちょっと目つきの悪い、保護直後のひのきくん(5月25日=当時462g)
写真で見るかぎり、やや長毛の血が混じっているかもしれません(特にひのきくん)。性格は、ひのきくんは「用心深いびびりくん」だけどおもちゃ遊びは大好きで、オスのキジらしく好奇心で家の中を探検して歩いたりもするようです。あじさいちゃんは「ポーッとしたのんびり屋さん」で、いつもひのきくんの後からトコトコついていく感じだそうです。
今日は、Nさんがかかりつけの三根動物病院で、レボリューションの滴下をしてもらい、簡単な健康診断を受けてきたそうです。先生の見立てでは生後1ヶ月半程度ということで、4月中旬生まれということになりますね。
このまま体調が良好なら、6月3日に長崎市公会堂前公園で開催される R&G 譲渡会に、たんぽぽちゃんとともに、ひのきくん・あじさいちゃんも参加の予定です。ひのきくん・あじさいちゃんはウィルス検査・ワクチン接種は未了なので、たんぽぽちゃんとは別ケージで、1匹+2匹の参加になります。さるねこ父も2匹に会うのはそのときが初めてになるので、いっぱい写真を撮ってあげようと思います。
5月27日譲渡会でさるねこ父に片手抱っこされながら写真を撮られるたんぽぽちゃん。「まったく~……」って顔してます。
レボリューション(6%)は、ねこ用の外用型駆虫薬です(同名でいぬ用もあります)。効果があるのは、(1) ノミ成虫の駆除(1ヶ月間有効)、(2) ミミヒゼンダニ・回虫の駆除、(3) ノミ予防(虫卵の孵化阻害と殺幼虫効果、1ヶ月間有効)、(4) 犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防(1ヶ月間有効)の3点です。動物病院にお願いすると、だいたい1,500円くらいで処置してもらえるのではないかと思います。
滴下型の駆虫薬としてはフロントライン・フロントラインプラスもメジャーです(やはりねこ用・いぬ用ともあります)が、前者はノミ成虫・マダニ成虫の駆除(1ヶ月間有効)のみ、後者は(1) ノミ成虫の駆除(1~1.5ヶ月間有効)・マダニ成虫の駆除(3週間有効)に加え、(2) ノミ予防(虫卵の孵化阻害)、(3) ハジラミ駆除の効果があります。フロントラインは、昔カンナが子ねこの頃に滴下された記憶がありますが、値段までは記憶がありません。薬剤単価はフロントライン・フロントラインプラスの方が安いみたいなので、たぶん、レボリューションよりは安く処置してもらえるのではないかと思います。
効果について、まとめて表にすると、こんな感じ。
レボリューション 6% | フロントライン | フロントライン プラス | |
ノミ成虫駆除 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1~1.5ヶ月 |
ノミ予防 | 1ヶ月 | - | ☆ |
マダニ成虫駆除 | - | 1ヶ月 | 3週間 |
ミミヒゼンダニ駆除 | ☆ | - | - |
ハジラミ駆除 | - | - | ☆ |
回虫駆除 | ☆ | - | - |
フィラリア予防 | ☆ | - | - |
あと細かい点ですが、レボリューションは有効成分は皮膚から吸収されて血流を利用して全身に循環し、フロントライン・フロントラインプラスは有効成分は体表の皮脂を通じて全身の皮膚に行き渡る、という違いがあります。
それぞれ違いがありますが、外にいた・いるねこの場合は、「ノミ・耳ダニ・回虫」をセットで駆除できるレボリューションの方が便利かなあ、という気はします。
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