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M町の地域ねこ活動とねこさんの現況(2)

前回の記事から1ヶ月が空いてしまいました。ちょうど1年前の雨の降る日曜日(2011/6/19)に初めて訪れたM町の地域ねこ現場の現況、第2報です。過去記事は、こちらから。

 

今回は、8/12の個体リストの29匹のうち、当時子ねこだった13匹のその後です。

 


子01→♂07: マロ=アメショ柄MIX・オス

子02→♂08: ツー=シロクロ・オス

いずれも2011年春生まれ。何度か譲渡会に参加しましたがご縁はなく、現在もNさん宅で保護中です(いずれNさんちの子になるのかなあ?)。2012/02/06に協議会助成で不妊化済み(7・8匹目)、里親さがし中であることから耳カットは入れていません。

 

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子01→♂07: マロ=アメショ柄MIX(2012/02/06)

 

 

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子02→♂08: ツー=シロクロ(2012/02/06)。ツーは、2012年協議会カレンダー表紙左上に登場しています。

 


子03: マックロクロノスケ=クロ。2011年8月上旬から行方不明のままです。

 

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子03: マックロクロノスケ(2011/08/02)

 


 

子04~08: ヨソオバチャンの子ねこ1~5

2011年7月24日にヨソオバチャン(♀02)が現場に連れてきました。8月28日にメス2匹がもらわれていき、残る3匹は、♂09: そてつ=キジ、♀11: つくし=キジ、♀12: れんげ=キジ、の名前をもらいました。♂09: そてつは2012年3月4日の譲渡会で里親さまが決まり、幸せに暮らしだした矢先の3月15日に急死。♀11: つくしは、以前記事にしたとおり、2012年2月5日にウィルス性鼻気管炎がもとで亡くなりました。♀12: れんげは、2012年4月1日の譲渡会で里親さまが決まり、メルちゃんになりました。4匹が譲渡(うち1匹は残念なことに譲渡後死亡)、1匹病死となります。

 

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子04~08: ヨソオバチャンの子ねこ1~5(2012/08/02)

 

 

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子04→♂09: そてつ=キジ(2012/02/06)

 

 

つくしちゃん 2011/11/13

子05→♀11: つくし=キジ(2011/11/13)

 

 

2012/02/06 れんげ(♀)

子06→♀12: れんげ=キジ(2012/02/06)

 


 

子09~12: アラノスケの子1~4

2011年8月2日にアラノスケ(♀01)が現場に連れてきました。子09=キジシロは9月3日に体調不良で死亡、子11=チャシロでやや長毛の子は下痢のため8月24日に死亡、子12=チャシロ短毛ハチワレは8月26日体調不良で死亡。唯一、子10=シロは9月4日にbangさんが保護し、むてんちゃんとして里親さがしをされた結果、12月17日にmyuさんご家族に迎えられコットンちゃんとなりました。1匹が譲渡、3匹病死となります。

 

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子09: アラノスケの子1=キジシロ(2011/08/02)

 

 

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子09: アラノスケの子1=キジシロ(2011/09/01)。亡くなる2日前です。かなりしんどそうにしていたのを覚えています。

 

 

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子11: アラノスケの子3=やや長毛チャシロ(2011/08/02)

 

 

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子12: アラノスケの子4=チャシロ短毛ハチワレ(2011/08/02)

 

 

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左から、子11: 長毛チャシロ、♀01: アラノスケ、子12: チャシロ短毛ハチワレ(2012/08/19)

 

 

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♀01: アラノスケと子10: シロ(2012/08/02)。2012年協議会カレンダー12月で使った写真です。

 

 

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bangさん保護直後の子10: シロ→むてんちゃん(2011/09/04)。bangさんのブログ記事から写真を拝借しました。

 

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子10: シロ→むてんちゃん→コットンちゃんと♀01: あらのすけの母子対面。myuさんのブログ記事から写真を拝借しました。

 

 

最初にアラノスケが連れてきた8月2日時点から、わずか半月あまりで子ねこたちの健康状態は急速に悪化しました。ここに載せられないほど悲惨な子ねこの写真を、さるねこ父はたくさん撮影しています。けれどもこれは、Nさん・Sさんが子ねこを放っておいて手をかけなかったりしたからではありません。

子ねこは、母ねこから「移行抗体」という病気に対する免疫力をもらいますが、その効力は2ヶ月程度しか続きません。そこから先は、子ねこ自身の体力・生命力の問題になります。「たくさん子ねこがみゃーみゃー鳴いていたはずなのに、いつのまにかいなくなった」というのは、移行抗体を失った子ねこが亡くなったからにほかなりません。

さるねこ父の実感では、1ヶ月齢を過ぎて外の世界でちょろちょろと動き回り始めた子ねこの6~8割は、6ヶ月齢に達する前に病死もしくは事故死していると思います。「運命」というにはあまりに苛酷な現状です。

移行抗体を失った子ねこがその後も健康で暮らせるようにするには、ひとつには「完全室内飼い」を行なうこと、もうひとつには「適切なタイミングでのワクチン接種」を行なうことに尽きます。

残念ながら当時(2011年夏)のM町の現場は、次から次へと遺棄され、また生まれてくる子ねこ(2ケタを軽く超えていました)の世話だけで精一杯の状況で、室内飼いもワクチンもとてもできる状況ではありませんでした。Nさん・Sさんは、子ねこに手をかけていなかったどころか、とても正視にたえない痛ましい状態の子ねこたちにミルクを飲ませ、顔や体を拭いてやり、できるかぎりのケアを施していました。そのことだけは、ここに付記しておきたいと思います。


 

子13→♂10: かえで=チャシロ。2011年7月25日新入り。2011年春生まれで、♂07: マロ・♂08: ツーと同じくらい。やや皮膚が弱いところがあり、よくかさぶたや掻きこしを作っているが、美形でおとなしい。譲渡会に出そう出そうと思いながら、皮膚炎が治らず、出せずにいることが心残り。

 

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子13→♂10: かえで=チャシロ(2011/08/02)。後ろは♂08: ツー。

 

 

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子13→♂10: かえで=チャシロ(2012/03/28)。大人になった。

 


13匹の内訳は、譲渡済み5、譲渡のため保護中2、現場で生存1、死亡4、不明1です。半分以上は生き残っていますが、現場に残った(残した)子は1匹だけ。なぜならそうしないと「子ねこが目印になって、遺棄を誘発するから」です。

 

ヨソオバチャンの子やアラノスケの子が現場をちょろちょろしていた2011年夏は、上の13匹のほかに、たくさんの子が遺棄されました。そのことは、次の第3報で記事にしたいと思います。

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テーマ : 地域猫
ジャンル : ペット

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