
おおむら夏越まつりとねこおもちゃ
博多からかもめで長崎に帰ってくる途中、ふと思い出して諫早でかもめを降り、ちょこっとだけ「おおむら夏越(なごし)まつり」を覗いてきました。
おおむら夏越まつり公式ページによると、このまつりが始まったのは1980年ということですから、都市型祭礼のひとつということになります。当時の大村市の広報誌をこちらでみることができますが、こんなことが書かれています。
第1回おおむら夏越まつりが8月1日、2日の両日大村駅前通りで催されました。
期間中、車でいっぱいの通りも、この日ばかりは〝歩行者天国〟。歌謡ショーや浴衣美人コンテストなど、市民を対象とした多彩なアトラクションで、近隣地区から約5万人の足を誘い、沿道に並んだ金魚すくい、かき氷屋など、100軒の出店からの客引く呼声に夏祭りも最高潮。特に、3神社のおみこしが〝お下り〟する神事もあり、この夏の無事息災を願う市民の打つかしわ手も、ご神体に強く響いていました。
この年の花火大会は8月12日だったそうなので、その後どこかで2つが合体して、今の夏越まつりになったようですが、神事も踊りも出店屋台も音楽もフリマも花火もごっちゃになったカオスな祭り形態は、どうやら最初からそうだったのかもしれません。ある意味「日本人の平均的なおまつりイメージ」を全部詰め込んだ感じのイベントです。
大村駅の改札を出ると、駅前ロータリーに「提灯大やぐら」。ここから南西方向に伸びる夏越夢通り約400mの両脇に出店が出ていて、通りは大村市民が全員いるんじゃないか、というくらいの混み具合だったのですが、目当ては県央保健所サポーターズさんのフリマだったので、素通りでスルー。
あ、でも途中最初の交差点で黒丸踊を見ることができたのはラッキーでした。
この踊は、なんといってもこの巨大な花輪を背負う派手なコスチュームが特徴です。1970年に大阪で開かれた万国博覧会の夏のイベント「日本のまつり」に出演したことが、この踊が全国的に注目を集めるようになったきっかけになりますが、そのイベント会場となった巨大なおまつり広場で、離れた観客席から見ても見栄えのするコスチュームと太鼓による音響効果を持っていることが、出演団体に選ばれたきっかけになったのだろうと推測されます(たぶん、今ならまだ関係者が存命のはずなので、調べてみたいとは思っています)。
この黒丸踊を5分間ぐらい眺めて、会場の一番端にあるフリマ会場に向かいました。下の写真は犬班。
サポーターズブランド「che che(チェチェ)」の手作りアクセサリーと小物類
猫班は暗くて写真が撮れず。我々さんのブログ記事「おおむら夏越祭りで猫好きと出会ったー」をご覧下さい。釣り竿ネコじゃらしを買い求め、おまけで猫まきびしをたくさん付けていただきました。ありがとうございます。
帰り道。
もはやなんだかわからないカオス状態の路上。右端の特撮ヒーローみたいな人はなんなんでしょうか。大村ローカルなのか、全国キャラなのか。
提灯大やぐらはきれいだった。
さて、我々さん製作による釣り竿ネコじゃらしと猫まきびしとを、ふみに渡してみました。
まずは、まきびしチェック。
遊び方はわかったようです。
ふみは、もぐらせるのが好き。
続いて、釣り竿ネコじゃらし。
魚より先っちょの方が気になる。
ニオイチェック終了。
動きが速くてカメラでは追えないので、動画をどうぞ。
【動画:ふみと釣り竿ネコじゃらし】
我々さん、ありがとうございました。
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