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中島川・東新橋~魚市橋の下にいたチャトラねこの件

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中央公園での譲渡会が終わったあと、浜の町と新大工で買物をして、中島川沿いを中央橋のバス停に向かって歩いている途中、いてはいけない場所にいるチャトラのねこを見つけました。これは、下の地図の東新橋の橋の上から、(2)の場所にいるチャトラを撮影したものです。

 

2012-0903_map

クリックすると拡大します。

地図中、緑の点線で囲まれているのは、中島川バイパスの暗渠部分です。チャトラねこは、左岸バイパスの暗渠が始まるところの堰の上で固まっています。

 

時間を巻き戻しますと、ぷーぺさんが13:02にこんなツイートを写真付きでされています。

2012-0903_A1wl6jvCEAIAQFq

これは、上の地図の(1)の場所、東新橋の西北詰(市民会館側)のアーチ基礎部分にいるチャトラねこです。

 

(1)の場所でニャーニャーとしばらく鳴いていたので、R&G(JARF?)の浦川さんのところにレスキュー依頼が入り、譲渡会終了後にレスキューに入っていたところへ、わたしも出くわした、というのが冒頭の状況です。(1)の場所に浦川さんが上流側(ぷーぺさんの写真だと右側)から近づこうとして、おびえたチャトラねこは(2)のところまで泳いでたどり着いていました。

 

この(2)の場所がどれほど危険かというと、「ほしなべ」さんの「長崎遠めがね」というサイト「中島川バイパス」記事の写真と、上の地図とを見比べるとわかります。

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中島川バイパス | 長崎遠めがね(by ほしなべさん)の記事よりお借りしました(勝手に文字を載せてしまってすみません)

 

チャトラがうずくまった先には、幅5m・高さ6mの中島川左岸バイパスが260m続きます。袋橋と常盤橋の間(「賑橋」交差点の近く、の方がわかりやすいかな?)まで、真っ暗で垂直に壁が切り立ったトンネルを、ねこが260m泳ぎ切れるとはとても思えません。左岸バイパスの中にチャトラが入り込んでしまったらアウトです。

 

チャトラを中島川バイパスに追い込まないようにと、あーだこーだと頭をひねりながら、どんどん時間が過ぎていきました。近所にあるかんざき食堂のご夫婦や通りがかりの方、その他もろもろの方を次第に巻き込みながら、すったもんだの末に、チャトラは(2)の位置からまた赤線のように泳ぎ始めます。右岸バイパスの方に行きやしないかとひやっとしましたが、最終的に(3)の位置(東新橋東南詰のアーチ基礎部分)に這い上がり、そこでまたうずくまりました。

 

かんざき食堂のご主人が呼んで下さった消防のレスキューが18時半ごろに到着し、15時半ごろから始まったチャトラ騒動は50人以上の見物人を集めつつ、最終局面に入りました。

 

レスキューできた場合、チャトラはさるねこ父たちの方で預かる旨を約束して、消防レスキュー隊の方が東新橋の橋の上からロープで降下し、チャトラを捕まえようとした瞬間に、またチャトラは逃げ出してしまいます。そして、ほとんど垂直の法面の石垣をよじ登って、路面から1.2~1.5mほど下に口を開けている排水口へと走り込んでしまいました。

 

また他人様のブログから写真をお借りしますが、東新橋/長崎中島川石橋群 | 河童倶楽部(ブログ主=河童さん)の記事にちょうどチャトラが逃げ込んだ排水口の写真があります。

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東新橋/長崎中島川石橋群 | 河童倶楽部(ブログ主=河童さん)の記事よりお借りしました(勝手に文字を載せてしまってすみません)

 

ほぼ垂直の壁を死にものぐるいで3m駆け上ったチャトラは、あっという間に排水口の奥へ入ってしまい、ちょうど日没で暗くなり始めたことから、レスキュー隊の方からは「目視では確認できませんでした」という説明をいただいて、なんとなく後味がすっきりしない形ではありますが、チャトラレスキューは幕切れとなりました。

 

雨が急に降って排水溝があふれたりしなければ、数十mも溝の中を移動していくと、そこここに地上への開口部はあるからだいじょうぶ、というご近所の方々のお話を信じて、そのうちこの界隈でチャトラくん(たぶんオス)と出会って安否確認できることを祈っています。

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あちこちかけずり回っていて、カメラを持たなかったため、あんまりまともに撮れた写真はありません。若い成ねこで、しっぽは確かやや長かったはずですが自信はないです。

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Comment

No title

茶とらさん、落ちてしまったのかな?
無事地上に出られると良いですね。
水が苦手なはずの猫がこんなに泳ぐことにびっくりしました(^^;)

つちねこさま

落ちたのか落とされたのか、流されてきたのか、ちょっと見当がつかないのですが、わたしもねこがあんなに泳ぐとは知りませんでした。飛び込むときはかなりためらうのですが、泳ぎはじめるとけっこうな早さで泳ぎます。
もちろん、水流の早さとか水温とか周りの見通しとかで一概には言えませんが、レスキューを考えるときに「いざとなればねこは泳げる」ということを頭に入れておいてもいいのかな、と思いました。

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