
10月4日はWorld Animal Day(世界動物デー)
まもなく日付も変わってしまいますが、10月4日はWorld Animal Day(世界動物デー)です。英語版Wikipediaによるとこんなことらしいです。
World Animal Day(世界動物デー)は毎年10月4日です。その始まりは1931年にイタリア・フィレンツェで開かれた生態学者会議まで遡ることができます。この日には、あらゆる動物の命に感謝が捧げられ、世界中でさまざまなイベントが開かれます。10月4日は、もともとアッシジの聖フランチェスコ――自然を愛した、動物と自然環境の聖人――の記念日です(※さるねこ父註:彼は「すべての生きとし生けるものを神の被造物として愛せよ」と唱えた人で、小鳥に対しても説教を行なったことで知られています。後に前ローマ法王のヨハネ・パウロ2世によって「自然環境保護の聖人」に指定されますが、キリスト教的動物愛護主義の元祖と言えるかもしれません)。そして、世界の数多くの教会で、10月4日にもっとも近い日曜日には動物のための感謝が捧げられています。
現在では、World Animal Dayは、カトリック聖人の記念日という枠を越え、信仰・国籍・思想の異なる全ての動物愛護者(animal-lovers)が祝う記念日となっています。動物のための祈りは、キリスト教会、ユダヤ教会、そして独立派の牧師たちによって、あちこちの公園や広場で行なわれていますし、アニマル・シェルターでは施設解放日として活動資金を得るためのイベントを開催したりしています。野生動物保護団体は啓発のための展示を行ない、学校でも動物関連の課題が企画されます。個人や団体でも、動物のための寄附を行なったりシェルター収容動物の保護主となるなど、様々な活動がこの日に合わせて行なわれます。
ということなのですが、元々がキリスト教がらみだからかなんだか、日本ではあまりこの日を祝うことは盛んではないですね。いちおう日本獣医師会は毎年このあたりを「動物感謝デー」と銘打ってイベントを行なっているようです。今年は10月6日に駒沢オリンピック公園で開催されますが、獣医師会的にはこれは「World Veterinary Day in Japan」という位置づけのようです。World Veterinary Day(世界獣医デー)はしかし、本来は毎年4月最終土曜日みたいですけど、なんだかいろいろちゃんぽんになっているっぽい。
日本の動物愛護週間(9/20~9/26)は、「動物の愛護及び管理に関する法律」で日程が定められていますが、どうせだったら日付も近いので、10月4日近辺にずらして世界と足並み揃えればいいんじゃないかなあ、なんて思います。
文字ばっかりでなんなので、最近ちゃんと毛づくろいすることを覚えたふみすけの毛づくろい写真など、ご披露してみます(昔はほとんどしなかった)。
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