
ながさきの離島:池島のねこ(3)
昨日の記事の続きです。
一番最初に出会ったチャトラ。場所は、旧新鮮館パイン池島店の裏です。
寄ってみました。大柄でボス格。
鼻風邪っぴきのさるねこ父を代弁してくれたサビキジは、鼻風邪と口内炎でかなり苦しそうな感じでした。そして、たぶん2年前に訪れた時のこの子だと思います(ほぼ間違いない)。
(いずれも2011年3月29日撮影)
たった2年でずいぶん年を取ってやつれてしまったな、と暗い気持ちになりました。
旧新鮮館前のパイプいすでひなたぼっこをするそのサビキジと、キジシロ。
キジシロは耳カット入りです。たぶん♀。右耳カットが♀、左耳カットが♂っぽかったけれど、確信はありません。
きみは体調はよさそうだね。
上半身だけは暖かい。
まだ子ねこの三毛は、咳き込みがあり、しんどそうでした。この冬を越えられるか微妙。
このサビキジも右耳カット入り。手前の白いのは……
シャムMIXっぽい子ねこ。目やにがひどいです。右目は見えていないかも。
それと兄弟っぽいしろも、咳が辛そうにしていたので、このあとしばらくさすってやりました。そして、もう1匹、兄弟とおぼしき子ねこが、向かいの小売センター前の段ボールの中で亡くなっていた。ひどいねこ風邪が原因と思われます。
で、このグレーキジがこの2匹のお母さんじゃないかという気もする。
このちびクロも風邪がひどい。
奥のちび三毛もガビガビです。手前のシロクロは成ねこ。
最初はわたしたちを警戒して散らばっていたねこたちですが、「どうやらこの人たちは害はないらしい」と次第にひなたぼっこに戻ってきました。左端のチャシロは……
左耳カット入り。たぶん♂。この地区の群れの中では、健康状態の良さは一、二を争う感じ。
このキジシロも左耳カット入り、たぶん♂。ここで確認できた耳カット入りねこは、全部でここまで出てきた4匹。
真ん中のパステル三毛は、警戒心は強いけれど、健康状態はよさそうで、次の捕獲・不妊化の候補だろうと思う。
この写真には全部で9匹。
また別のパステル三毛。上のパステル三毛より、いっそう警戒心は強い。
押しくらまんじゅう
小売センターは、日曜日だからか、年始だからか、閉まっていた。
小売センターに買いものに来た住民の方が、「おや、この子たちは朝ごはん、もらっとらんね」とわざわざ自宅に戻って、ねこまんまを用意してきてくださった。
みんなうまうまがつがつと食べる。
食べ終わったら、またひなたぼっこスペースに戻って寛ぐ。
旧新鮮館は、たぶん2001年に炭鉱が閉山するのに合わせて閉店になったようで、中は11年前のまま時間が止まっている。
2001年2月改正の船の時刻表が貼ってあったので、写真に撮ってみた。今とは比べものにならないくらい船の便数は多い。神浦~池島はフェリー5便・高速船4便(今は小型船5便・高速船1便)。瀬戸~池島はフェリー10便・高速船6便(今はフェリー6便・高速船0.5便)。
佐世保への高速船は4便(今は2便)。池島地域からの住民要望は、ねこのことと、船の便数のこと。人口が20分の1にまで減ってしまったのだから、昔のようにはきっと行かないのだろうけれど、確かに、あまりにも不便になってしまっている。
池島のねこ写真、まだもう少し続きます。
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