
ねこの脱走防止策について(窓編)
玄関編・ドア編に続いて、窓編です。
窓については、(1) 窓を網戸にしていてもねこが出られないようにする、(2) 窓をねこが開けられないようにする、の2つが必要です。
(2)については「窓用防犯カギ」や「網戸ストッパー」を使います。粘着タイプの網戸ストッパーは、経時劣化などで粘着面が弱まるので、面倒でも窓用防犯カギの方が有効です(さるねこ父は、網戸ストッパーがついているのを忘れて窓を無理やり開けてしまい、ミッフィー柄網戸ストッパーをダメにしました)。
(1)については、窓をワイヤーメッシュやラティスなどで覆ってしまうやり方が一般的です。掃き出し窓か腰高窓か、窓枠の形状や材質などによって、いろんな方法があります。
とらきちさんのところのパイちゃんはこんなことをしていたので……
ガラス窓は、これ以上開かないように窓用防犯カギをしかけてあります。これがないと、窓と同じ幅の巨大なワイヤーメッシュが必要になるので、費用がかさみます。
別の窓も同じようにされて抗議するパイちゃん。
作り方の細かい点などについて、詳しくはとらきちさんのこちらの記事へ。
カエデさんのところでは、ラティスを使って、もう少し本格的に仕上げてあります。
ちょうつがいで開くようにしてある。賃貸物件だとこれはできないですね。
床面からの掃き出し窓だと、けっこう大がかりになります。
猫の会.さんから譲渡されたはなちゃん(旧しふぉんちゃん)のお宅では、こんな感じで左の窓全面に内側にワイヤーメッシュを設置されているようです。
ここまでするのは大変ですが、最低限「窓用防犯カギ・網戸ストッパー」だけはしかけておかないと、ねこさんは簡単に網戸は開けられます。引いて開けるのを覚えた子に対してはこれが有効です。徳島猫ふれあい館マイケルさんのところ(譲渡型ねこカフェ)では、全部の窓に防犯カギをしかけられています。
ただ網戸はよじ登る子もけっこういて、その場合体重で網戸が外れて脱走するケースも少なからずありますので、用心を重ねるに越したことはないです。
その他、「ねこ 脱走防止」でネット検索すればいろんな事例が出てくると思いますが、写真も対策事例も豊富なページを最後に2つご紹介しておきます。
- 脱走と脱走防止のケーススタディ集 (page1 | page2 | page3)|CAT'S EYS & CAT'S HANDS
- 脱走防止策のすすめ|ホームレス キャット
脱走防止策に完璧はありません。でも、少しずつ穴を埋めていくことで、ねこさんたちにとってより安全な家にしていくことは、だれにでも可能です。ねこを逃がしてしまって「しまった!」と真っ青になる前に、まずはいろいろ調べて、試してみて下さい。
- 関連記事
