
スプリング・ハズ・カム(1)
毎年今ごろの時期になるとそうですが、まちねこたちが発情期に入ったようです。さるねこ父がいつも見ている場所では、1月末ごろから、コロンコロンと転げ回ったり大きな声でアオンアオンと鳴くメスねこや、それを追いかけ回すオスねこたちの姿をあちこちでみかけるようになりました。オスねこの行動範囲が広がるため、いつもは見かけない顔のねこを観察することも増えてきています。
竜くん近況の記事で子ねこの性成熟と不妊化時期について書きましたが、昨年春に生まれたまちねこ子ねこたちは、1歳にならない今ごろから最初の発情期を迎えることになります。個体としてみた場合メスねこは明確な発情期間が1/2~1週間程度存在し(それ以外の期間は、基本的にオスねこを受け入れようとはしません)、群れとしてみた場合はだいたい今ごろから約1ヶ月間が春の発情ピーク期になります(長崎の場合)。ちなみに、オスねこは、性成熟に達したのちはいつでも発情可能です(メスの発情に誘発されて発情する)。
メスねこの妊娠期間は65日ですので、だいたい4月いっぱいが春の子ねこの出産ラッシュとなり、生まれてから1ヶ月足らずで歩き始めた子ねこがちょろちょろし始めるのがGWごろからとなります(長崎の場合)。同じころ、群れの初夏の発情ピーク期が始まり、7月末から8月にかけてが夏の子ねこの出現ピークとなります。
さらに、10月ごろにもういちど小さなピークがあり(逆算すると7月ごろの発情)、またこのほかの時期に単発的に発情を迎えるメスねこもいるため、数に増減はありますが一年中子ねこは生まれています。
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